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麻酔薬の脳保護作用の分子機構:熱ショック蛋白の動態解析

Research Project

Project/Area Number 11877267
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Anesthesiology/Resuscitation studies
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

澄川 耕二  長崎大学, 医学部, 教授 (60028660)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 辻田 俊也  長崎大学, 医学部・附属病院, 助手 (40244066)
轟木 幸子  長崎大学, 医学部, 助手 (50039541)
Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords熱ショック蛋白 / 虚血再潅流障害 / 虚血プレコンディショニング / アデノシン / 海馬CA1 / 虚血再還流 / 遅発性神経細胞死 / in situハイブリダイゼーション
Research Abstract

1、背景・目的
海馬CA1神経細胞は短時間の虚血で遅発性細胞死にいたる脆弱な細胞である。この領域の細胞はあらかじめ細胞死に至らない程度のストレスを加えることにより虚血耐性を獲得することが知られている。プロペントフィリンはアデノシンの取込みを抑制することによりアデノシンの細胞外濃度を維持し保護的に働くとともに、軽度の虚血時に投与されると虚血耐性現象を増強することが報告されている。熱ショック蛋白は、熱ショック、虚血、などのストレスにより発現し、細胞を保護することが知られている。海馬CA1神経細胞についても、熱ショック蛋白が虚血再灌流後に発現することが知られている。虚血耐性をもった細胞では、熱ショック蛋白70が発現しており、一定の役割を果たしていると考えられている。今年度の実験の目的は、プロペントフィリンによる虚血耐性増強作用に対する熱ショック蛋白70の関与を調べる事である。
2、方法
スナネズミに2分間の一過性全脳虚血を加え、2日後に5分間の虚血を負荷することにより、海馬CA1領域の錐体細胞における虚血プレコンディショニングのモデルを作成した。5分間の虚血直前の熱ショック蛋白70の発現量、および、5分間虚血の7日後の細胞障害を解析した。
3、これまでの成果
虚血プレコンディショニングにより細胞障害の程度は軽減された。また、プロペントフィリンはこの作用を助長した。熱ショック蛋白70mRNAの発現は、虚血プレコンディショニングおよびプロペントフィリンにより増強した。本実験の結果は、プロペントフィリンによる虚血耐性の増強作用には熱ショック蛋白70が関与している事を示している。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 酒井一介,柴田茂樹,澄川耕二: "脳虚血における熱ショック蛋白の誘導-プロベントフィリンの作用"蘇生. 19-3. S243 (2000)

    • Related Report
      2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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