精巣に特異的に発現する新規コラーゲン分子に関する研究
Project/Area Number |
11877275
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
|
Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
吉岡 秀克 大分医科大学, 医学部, 教授 (00222430)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
調 恒明 大分医科大学, 医学部, 助教授 (50179058)
モハメド カレドザマン 大分医科大学, 医学部, 助手 (70305035)
松尾 哲孝 大分医科大学, 医学部, 助手 (10284788)
|
Project Period (FY) |
1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | XIX型コラーゲン / ノックアウトマウス / 精巣 / 遺伝子発現 |
Research Abstract |
マウスゲノムライブラリーよりマウスα1(XIX)コラーゲン鎖をコードするcDNAを用いて遺伝子断片を得た。この遺伝子のエクソン4内にβ-ガラクトシダーゼ及びネオマイシン耐性遺伝子を挿入し、本遺伝子の翻訳が中断されると同時に、β-ガラクトシダーゼに変換されるようにしたコンストラクトを作製した。このコンストラクトを用いてES細胞に導入し、相同組み換え体をゲノムサザン法により選別し、インジェクション法により生殖系キメラを得た。さらにこれを交配させてノックアウトマウスを作製した。 ホモ変異マウスは129/SV純系ハウスでは95%離乳前に死亡した。病態の所見は衰弱死で生後より殆ど体重が増加しない。生後1〜3週間生き延びたマウスはその後、体重が増加して、正常マウスと変わらなくなった。病理的所見として、生後、全身に発育遅滞が認められ腎臓、膵臓、肝臓に顕著であった。肝臓の多くには脂肪肝がみられた。しかし、生存し続け成長したマウスにおいては組織学的には変化を認めなかった。 129/SV純系のホモ及びヘテロ変異マウスの胎児を用いてホールマウント法でβ-ガラクトシダーゼアッセイを行ったところ、精巣の精細胞管に鮮やかに染色され、組織学的にはセルトリ細胞と思われるところに染色されていた。されに現在融合タンパク質及び合成ペプチドを用いた特異的な抗体を用いた免疫組織化学及びin situ hybridization法を施行している。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)