軟骨由来成長因子エコジェニン/CTGFを用いた歯周組織再建への試み
Project/Area Number |
11877324
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional basic dentistry
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
滝川 正春 岡山大学, 歯学部, 教授 (20112063)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 崇 岡山大学, 歯学部, 教務員 (30322233)
久保田 聡 岡山大学, 歯学部, 助手 (90221936)
中西 徹 岡山大学, 歯学部, 助教授 (30243463)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | エコジェニン / CTGF / 歯根膜線維芽細胞 / 骨芽細胞 / 細胞分化 / 細胞増殖 / アデノウイルスベクター / 歯周組織 / 増殖 / 分化 |
Research Abstract |
1.歯根膜線維芽細胞株(MPL)にエコジェニン/CTGF作用させると、骨芽細胞と共通した分化マーカーであるI型コラーゲン、オステオカルシン、オステオポンチン、アルカリホスファターゼ等のmRNAの発現が亢進することは昨年度見いだしたが、本年度は新たに骨膜と歯根膜にのみ発現し、骨芽細胞に分化すると発現レベルが低下するペリオスチン遺伝子の発現がエコジェニン/CTGFの作用により亢進することを見い出した。すなわち、エコジェニン/CTGFは歯根膜線維芽細胞に対しては骨芽細胞にtransdiffeentiationさせるのではなく、歯根膜線維芽細胞としての分化機能の発現を特異的に誘導することが明らかとなった。 2.TGF-β、BMPおよびIGF-Iにより骨芽細胞株Saos-2においてエコジェニン/CTGFの発現が亢進することが分った。また、歯根膜線維芽細胞MPLにおいてもTGF-βによりエコジェニン/CTGF発現の亢進を見い出した。 3.β-ガラクトシダーゼ遺伝子をマーカーとして組み込んだ非増殖性アデノウイルスベクターを顎関節腔内に直接注入することにより、関節軟骨に遺伝子導入が可能であった。また、熱ショックタンパク70遺伝子をマーカーとして組み込んだ非増殖性アデノウイルスベクターを培養細胞に感染させ熱ショック刺激で発現することからこのベクターが有用であることを確認した。 4.エコジェニン/CTGF遺伝子を非増殖性アデノウイルスベクターに組み込み、マウス骨芽細胞株MC3T3-E1細胞への遺伝子導入してエコジェニン/CTGFの産生能を検討した。その結果、MC3T3-E1細胞にはこの方法で効率よく遺伝子導入が可能で、また遺伝子発現も少なくとも7日間継続することがわかり、その有用性を確認できた。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)