• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

有系分裂中の細胞内におけるTIMP-1の役割

Research Project

Project/Area Number 11877327
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Functional basic dentistry
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

早川 太郎  愛知学院大学, 歯学部・生化学講座, 教授 (80064822)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山下 京子  愛知学院大学, 歯学部・生化学講座, 講師 (40231659)
Project Period (FY) 1999 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsTIMP-1 / TIMP-2 / TIMP-3 / TIMP-4 / 有糸分裂細胞 / クロモゾーム / 免疫染色 / 単鎖DNA / 有系分裂細胞 / 抗TIMPsモノクロナル抗体 / ウエスターンブロッティング / がん細胞 / 抗TIMP-1モノクロナル抗体 / 有系分裂
Research Abstract

本年度の研究では、TIMP-1以外にTIMP-2、TIMP-3およびTIMP-4についても、それらの核内移行およびクロモゾームとの結合について検討した。その結果、ABCを用いた間接法で免疫組織学的検討を行ったところ、いずれのTIMPも核内に存在することが確認された。しかし、クロモゾーム上での染色では、染色性の強弱はあるものの、TIMP-3およびTIMP-4はTIMP-1と同じように陽性に染色されたのに対し、TIMP-2の染色は陰性であった。この結果は、TIMP-2はクロモゾームとは結合しないか、結合してもその結合力は極めて弱いことを示唆している。ついで、M期のHeLa細胞について、ジギトニン-ポリアミンまたはフィコールを用いた二つの分画法によってクロモゾームを単離し、Western blottingを行ったところ、ジギトニン-ポリアミン法で得られたクロモゾームにはTIMP-1のみが検出されたのに対し、温和なフィコール法で得られたクロモゾームにはTIMP-1の他TIMP-3およびTIMP-4が検出された。この結果はTIMP-2とクロモゾームの結合が他のTIMPに比べ弱いことを示唆しており、先に示した免疫染色性の結果とよく一致している。さらに、TIMP-1およびTIMP-2がOB-foldタンパクであることから、DNAと直接結合する可能性が考えられる。そこで、M13ファージ単鎖DNAとTIMP-1およびTIMP-2の結合について検討した。いずれの場合も、TIMPを添加した場合、電気泳動上用量依存的にDNAバンドの高分子側へのシフトがみられたが、DNA250μgに対し、TIMP-1では200〜500pgの添加で有意なシフトがみられたが、TIMP-2では500〜1000pgでわずかなシフトがみられたのみであった。この結果は、上述したクロモゾーム上での染色性や二つの異なった分画法で得られたクロモゾーム画分のWestern blottingの結果とよく一致している。最近、TIMP-3やTIMP-4タンパクを入手できたので、現在、それらのTIMPについてもDNAとの結合性を検討中である。

Report

(3 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi