Project/Area Number |
11877331
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
石原 和幸 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (00212910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 直 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (10266570)
山中 あゆみ 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (40231667)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Actinobacillus actinomycetemcomitans / 免疫抑制因子 / thioredoxin / cloning / sequence / 歯周炎 / redox potential / 免疫抑制物質 / Treponema denticola / gene |
Research Abstract |
Actinobacillus actinomycetemcomitansは限局性若年性歯周炎歯周炎局所から高頻度で分離され、その発症と進行に重要な役割を果たすと共に成人性歯周炎にも密接に関与していると考えられている。免疫抑制因子はTreponema denticolaやA.actinomycetemcomitansをはじめとする口腔細菌で報告されている。本菌の免疫抑制物質は免疫応答からの回避により宿主への定着から歯周炎の発症のステップに関わっていると考えられる。このメカニズムを明らかにする目的で本菌の免疫抑制物質の遺伝子を明らかにすることを試みた。 A.actinomycetemcomitans Y4の染色体遺伝子を抽出し、Zap Expressを用いて遺伝子libraryを作成した。これをin virto packaging後、Esherichia coli XL1 blue MRF'に感染させNZY plateに接種した。得られたplaqueをKurita-Ochiaiらの報告している免疫抑制成分のN-末端アミノ酸配列から設計した合成probeを用い、paque blottingによってscreeningを行って陽性クローンをpHI3を得た。この挿入断片中の塩基配列をSangerの方法を用いて決定した。 得られた陽性クローンのDNA塩基配列から免疫抑制成分のN-末端アミノ酸配列と一致するタンパクをcodeするopen reading frame(ORF)を認めた。得られたORFのサイズは324bpであった。このORFは107amino acidによりなるアミノ酸配列をコードしており、予想される分子量は11,595であった。得られた遺伝子とアミノ酸配列と相同性を示すタンパクをFASTAによって検索すると、このORFの塩基配列はHaemophilus influenzae thioredoxinと70%程度の相同性を示し、アミノ酸レベルでもH.influenzae thioredoxinと76.6(%),N.meningitidisのthioredoxinと67.3(%)の相同性が認められた。この結果は免疫抑制成分として単離されたタンパクがthioredoxinであり、本酵素が何らかのメカニズムを介し免疫抑制を引き起こしていると考えられる。
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