リサイフルウールによる住環境の断熱・環境調湿材の開発
Project/Area Number |
11878017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
家政学一般(含衣・住環境)
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Research Institution | Niigata Women's College |
Principal Investigator |
菅井 清美 県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 教授 (60150299)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岸 明浩 県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 助教授 (80230340)
橘 文夫 県立新潟女子短期大学, 国際教養学科, 教授 (60092706)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | リサイクルウール / 建築用断熱材 / 熱伝導率 / 熱拡散係数 / 再生ウール / 断熱性 / 環境調湿材 |
Research Abstract |
本研究はリサイクルウールを建築用断熱壁材として用いるための熱特性、吸湿特性を測定してその有用性を検討し、リサイクルウールの用途拡大を目指すものである。 熱特性測定では、回収スーツから再生された反毛を、熱融着ポリエステルで不織布状にまとめたリサイクルウール板500×500×50mmを利用した。繊維素材の内訳はウール25〜30%、ポリエステル55〜65%、綿その他10〜15%であった。測定装置は50×50mmのフィルムヒータを熱源として利用して自作した。ヒータを2枚のリサイクルウール板で挟み、さらにその両側を同じ大きさのジュラルミンで覆った。また、側面から熱が損失しないように四方の側面は断熱材で覆った。ウール板のヒータ側と外部側表面温度を銅-コンスタンタン熱電対で測定し、定常状態よりリサイクルウール板の熱伝導率は0.033W/mKとなった。一般に建築用断熱材として用いられているガラスウールやポリスチレンフォームはそれぞれ0.034、0.042W/mKであり、これらと同等の断熱効果をもつことが確認された。また、定常状態での熱特性だけでなく、実用的には非定常状態の性能を知ることが重要である。そこで熱拡散係数を算出した結果、リサイクルウールは0.34m^2/sとなり、この値も一般建築用断熱材と同じオーダであった。本リサイクルウール板は形態的には非常に安定であり、ウール含有量が約25%と低いにもかかわらず、ウールの吸湿特性を保持したまま、熱特性は建築用断熱材として用いられている従来の材料特性と同等の性能を示し、その有用性が確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)