Project/Area Number |
11894016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
機能・物性・材料
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
斉藤 軍治 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40132724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鹿野田 一司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (20194946)
豊田 直樹 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50124607)
城谷 一民 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (90110692)
榎 敏明 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (10113424)
関 一彦 名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 教授 (80124220)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | 分子性合成金属 / 分子性超伝導体 / 電荷移動錯体 / ドナー / アクセプター / 有機物性化学 / 有機物性物理 |
Research Abstract |
「分子性合成金属・超伝導体の研究」は物性科学の最もチャレンジングな課題の一つである。この4半世紀間の当分野の急速な進展のため、級数的に増加している導電性物質群を物質サイドからまとめることは、一研究者として不可能な状況になった。しかし、今後の導電物資開発の指針を得るには、これらの物質群の合成、構造、物性をトータルの情報として把握し、その基盤に立った独創的アイデアの構築が要求される。本企画調査では、昨年度に続き、現状把握、緊急および未来開拓課題を検討した。現状把握:1)上記物質群の合成、構造、物性に関する既知情報の総合的資料の作成。緊急課題:2)上記物質群の合成、開発、物性に関して、物資サイド:a)新しい分子および分子設計、b)バンド充填、バンド幅、分子集積状態の制御法、c)振動、分子量、励起子、次元性との相関を検討した。物性サイド:a)低次元強相関係としての諸物性発現、b)金属-有機物界面の電子構造の微細決定、c)フラーレンを含むπ電子性物質に起因する特異性について議論した。未来開拓課題:3)磁性導体の探索、4)有機液体金属の探求、5)有機薄膜の空準位観測、6)超伝導体転移温度の向上。現状把握に関しては、当企画研究班員に加え海外などからの協力を得て、昨年度の1)ドナー、アクセプター分子合成と酸化還元電位などの物性、から15)バンド計算関連、の15調査項目に更に、16)結晶構造、17)応用研究を加え、1999年末までの最新データを揃え、約950頁データ集を出版した。緊急課題、未来開拓課題に関しては、2回の全体会議において、以下の題にて話題提供と討論を行い、問題点を煮詰めた。1)リベンゾおよびジナフトTOFの合成と性質(石田尚行)、2)特異的な(ET)_3MnCl_4(TCE)の生成過程とその物性(内藤俊雄)、3)逆光電子分光法による有機薄膜の空準位観測(佐藤直樹)、4)超分子構造を含む有機導体・磁性体の構築〜動的イオン(プロトン)場を目指して(芥川智行)、5)BO塩におけるプラズモンの観測(薬師久弥)6)磁性導体の分子設計(泉岡明)、7)有機/金属および関連海面の電子構造の実験的研究(関一彦)、8)液体、固体・液体混合系の有機導電体の開拓(斉藤軍治)、9)フラーレン固体:最近の話題(岩佐義弘)。また、第1回全体会議では、1999年9月に開催されたISCOM'99(オクスフォード)での発表内容の紹介と批評が鹿野田一司、御崎洋二、薬師久弥、斉藤軍治からなされ、2001年に日本で開催するISCOM2001について議論を開始した。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)