電磁現象を用いた自然き裂の非破壊評価法構築のための国際的ベンチマーク活動の企画
Project/Area Number |
11895003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Materials/Mechanics of materials
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高木 敏行 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (20197065)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小島 史男 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (70234763)
山田 興治 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (30008875)
坂 真澄 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20158918)
坪井 始 福山大学, 工学部, 教授 (70116482)
西口 磯春 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (70231503)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | 非破壊評価 / 電磁現象 / ベンチマーク活動 / 自然き裂 / 電磁物性 / 非破壊探傷法 / 渦電流探傷法 / 逆問題 |
Research Abstract |
本研究の目的は,自然き裂を有する試験片を国内外の研究機関で電磁現象を用いた方法により測定し,その測定データから逆解析によりき裂の位置・性状を推定することのできる非破壊評価法の構築を目標とした国際的なベンチマーク活動を企画することである. 具体的な企画調査に関しての検討内容は以下に示した4項目である. 1.自然き裂の性状,き裂周辺の電磁物性の調査と問題点の摘出 文献及び報告書等より,応力腐食割れ,粒界腐食割れ,疲労き裂などの性状について調査する.疲労き裂接触試験片により接触圧と渦電流探傷信号との関係を求めた. 2.電磁現象を用いた非破壊探傷法の自然き裂への適用可能性について調査 渦電流探傷法,電位差法,磁気測定法などのさまざまな測定法の自然き裂への適用結果について調査した.特に渦電流探傷法では,位置及び性状の同定のために望ましい信号が取得できるかという観点から検討し,現状の計測法の問題点を摘出した. 3.回送型ベンチマーク試験片の検討 上記の検討に基づき,試験片の形状,き裂の性状,数などについて検討した.放電加工によるマスク試験片及び粒界腐食割れや応力腐食割れを模擬した試験片を作製することとした. 4.ベンチマーク問題についての定義と結果の評価法の検討 実験及び解析の両面から,適用した手法の優劣が評価することができるような実験項目,解析項目を検討し決定した.ベンチマーク問題の定義と評価項目について議論するためにInternational Workshop on Evaluation of Measurement and Simulation for E'NDEを開催した.ベンチマーク問題の定義を技術論文としてまとめた.
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)