東南アジアにおける石炭灰の品質および環境条件を考慮した配合設計・施工方法調査
Project/Area Number |
11895010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
土木材料・力学一般
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
大即 信明 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (40211106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮里 心一 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (60302949)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 鉄筋コンクリート / 東南アジア / 石炭灰 / 自然条件 / 社会条件 / 塩化物イオン浸透性 |
Research Abstract |
東南アジアを代表して、タイ・フィリピン・ベトナム・ラオスにおける、石炭灰の品質および環境条件を考慮したコンクリートの配合設計・施工方法を調査した。その結果得られた研究実績を下記する。 1.石炭灰の品質調査 タイにおいては、石炭灰を混和材として用いたコンクリートの使用が多く行われている。一方、フィリピンにおいては、石炭灰の有効利用は行われていない。タイおよびフィリピンの石炭灰は、日本の石炭灰と比較して比表面積が小さく、粒形が角張っている。 2.自然条件調査 東南アジアの、気温および湿度は高い。このため、コンクリートの発熱温度を低減させるため、氷を用いた夜間の打設が行われている。今後、気温が高い地域におけるコンクリートの規格を整備する必要がある。 3.社会条件調査 東南アジアにおける材料コストおよび人件費は安価である。また、コンクリート作製時に使用される機械は単純である。 4.既存コンクリートの耐久性調査 湾岸施設のコンクリート構造物における、塩化物イオン浸透性および中性化浸透深さを測定した。その結果、築後13〜16年のコンクリートにおいては、中性化浸透深さは0.1cm程度と小さく、一方塩化物イオン浸透深さは3.6〜4.0cmであった。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)