Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関口 秀雄 京都大学, 防災研究所, 教授 (20027296)
辻 裕 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10029233)
小田 匡寛 埼玉大学, 工学部, 教授 (90008855)
前田 健一 名古屋工業大学, 工学部, 講師 (50271648)
相澤 龍彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10134660)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Research Abstract |
本研究課題は"International Conference on Powders & Grains"という名称で過去3回開催された国際会議の流れを受けて2001年に日本で開催されることになっている国際会議に向けての準備を目的としたものである.この国際会議は粒状体または粉体というキーワードの下に工学・理学等の広い研究分野に関係することから,各分野における研究動向を把握し整理するために,2度の研究打ち合わせ会議および通信により情報交換を行った.第1回の会議は仙台での会議場の下見を兼ねて行ったものであり,粒状体や粉体の力学に関する研究動向の紹介や国際会議で取り上げるべきテーマについて検討を行った.また,各分野における国内外の主要な研究者のリストアップを行った.第1回の会議における検討結果を踏まえ,分担者以外の国内の主要な研究協力者とも連絡をとり,分担者および研究協力者に各分野の典型的な研究例の収集を依頼し資料集を作成した.この資料集をもとに,第2回会議を東京で開催し,分担者および研究協力者が集まり,2日間に亘って研究討議を行うとともに,国際会議における核となるテーマやキーノート講師の選定を行った.この研究における研究情報交換を通じて,粒状体力学や粉体力学が実実験およびシミュレーション実験結果の解析により広範な応用の可能性があることが明らかになった.とくに,数値粒状体モデルが実現象の把握に有用であることが実例で示された.また,これらのシミュレーション解析やその他の理論解析も目的により多様な方法論が用いられており,これらを統合したハイブリッド解析の可能性が示唆された.さらに,グラフ理論,偶応力,異方性,疎密化,混相効果,散逸機構,非線形衝突・接触,粒状体温度,など研究分野によっては従来考慮されていなかった項目の重要性も示唆された.
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