Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑原 雅夫 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (50183322)
高山 純一 金沢大学, 工学部, 教授 (90126590)
森津 秀夫 神戸大学, 工学部, 助教授 (10107980)
朝倉 康夫 愛媛大学, 工学部, 教授 (80144319)
久保田 尚 埼玉大学, 工学部, 助教授 (80205145)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Research Abstract |
ここにいうネットワーク交通流シミュレーションの研究開発過程における「標準化」の内容,目的は大きく2つある。1)開発過程の標準化:サブモデル,サブシステムの公開・相互利用の促進による開発工程の効率化と相互検証。2)ベンチマークデータの共用:シミュレーションシステムの現象再現性検証過程の標準化、客観性確保。これらを通じて,交通ネットワークフローの再現性向上を早期に図ることを目指している。ところで,交通流シミュレーションは特定目的のものが個別研究機関において開発されてきた経緯がある。そのために,上記目的に賛同する研究者,実務者は多いものの,「共通化」すべき/出来る具体的内容は現時点では不明確である。そこでまずは,実際に研究開発に携わっている研究者が参集して,相互理解を踏まえた共通化の大枠の検討と,実際に共通化を進めるにあたっての組織,仕組みの検討を行った。具体的には, 1)それぞれが開発中のシミュレーションシステムの内容を詳細に理解し,グループディスカッションにより,共通する部分,共通化すべき部分を明らかにした。2)他組織のシステムや実務者の要望を調査し,上記1)の成果を普遍化した。3)共通化するにあたっての問題点・課題を整理し,解決の方策を検討し,可能性を評価した。なお,上記2)〜3)は,個別研究者ごとの調査・検討を基本とし、随時意見交換をしながら進めた。4)土木学会内の継続的ワークショップとしての組織化のために,その活動内容・指針とすべく,共通化の概念・内容を整理・提案するとともに,ワークショップ活動の組織・運営方法を定め,公開ワークショップのプログラムを詰めた。なお,情報・意見の交換はインターネットを通じてオンラインで随時行った。また,オンラインの意見交換では達成されない,同時的・総合的な意見交換と方向付を行うためのミーティングを行った。
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