Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 仁 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20124620)
大関 邦夫 弘前大学, 理工学部, 教授 (30001845)
伊藤 純一 北見工業大学, 工学部, 助教授 (60108652)
志田 惇一 山形大学, 工学部, 教授 (40007026)
金子 恵美子 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00241539)
|
Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
|
Research Abstract |
地球的視野から見て,環境・医療分析における高性能/高コスト技術推進の限界は明かである.これに替わるアプローチ「高性能簡易分析法」実現のための方法論自体の研究と,これを引き続き発展させて,特定領域研究へ応募するための基本戦略を練ることが本研究の目的である.「簡易分析法の高性能化」という目的の下に,簡易分析のリアルニーズを熟知するメンバーが集合し,個々のケースを題材に議論を深め,その相互作用の中から新たな簡易分析システムの創出を図るとともに,「高性能」を実現する化学システムヘのアプローチ,すなわち「分子システム構築による機能創発論」を基本的指導原理として確立し,本研究から特定領域研究を企画・展開することを議論した.各班員は計測系を成す以下のパートのいずれかを担当し,1)システム全体のグランドデザイン,2)サンプリング・前処理および汚染制卸,3)計測可能な状態への化学的変換,4)分光学等の計測手段,5)データ処理・表現,分析技術としてのバリデーション,それぞれに研究活動を行った.その結果を持ち寄り,「簡易分析法の高性能化」のために突破すべき問題点を調査し特定領域研究構築のための将来構想を討論した. 企画調査の成果を公表する講演会(東京五名および仙台四名)を含む4回の研究打合会を開催し,計測上の緊急二ーズと,その解決に関する高性能簡易分析法のフロンティアを集約して,小冊子を刊行することをもって本企画研究成果の公表とすることを決定している.
|