Project/Area Number |
11F00377
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Geotechnical engineering
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
鵜飼 恵三 群馬大学, 大学院・工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
AHMED A.A. 群馬大学, 大学院・工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2012: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2011: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 廃石膏ボード / 再生半水石膏 / 地盤改良 / 耐震性 / 廃棄物処理 / 軟弱地盤 / 不純物の溶出 |
Research Abstract |
■研究分担者であるAhmed氏の出身地であるアフリカにおいてよく見られる膨張性粘土の改良材として再生半水石膏の可能性を検討した。膨張性粘土の特性を示すベントナイトを対象にして、再生半水石膏による膨張性の軽減化を室内実験により確認した。 ■再生半水石膏と高炉セメントを砂の改良材として使用し、それに廃タイヤチップを混合して、耐震性の向上を調べる実験研究を行った。実験には繰り返し振動三軸試験装置を用いた。実験の結果、再生半水石膏と高炉セメントは砂の圧縮強度を大きく向上させ、一方廃タイヤチップはその引っ張り強度を向上させることがわかった。この結果より、地震時に繰り返しの外力を受ける地盤の改良において、再生半水石膏と廃タイヤチップの複合的な使用は、地盤の耐震性能を格段に向上させることが示された。 ■群馬県内の2箇所の道路路床改良工事を対象にして、軟弱粘土から成る路床の改良に、再生半水石膏と高炉セメントの混合材を利用し、その有効性を実証した。軟弱な路床を砂で置き換えるより環境的に優れているし、経済的にも十分に太刀打ちできることを示した。 ■平成23年度と平成24年度の研究のまとめとして、再生半水石膏を地盤改良材として利用する場合の実用的な設計ガイドラインを提案した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度、24年度の研究目的は、ほぼ達成された。基礎研究のみならず実務への適用を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
基礎研究と実用化研究を実施することができた。今後は、再生半水石膏を利用した産業化です。すでに、再生半水石膏製造工場が建設中であり、用途開発も進んでいる。今後は、それらの動きを支援するための研究を進めたい。
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