バイオメディカル応用のためのナノ多孔質薄膜によるマイクロデバイス界面制御
Project/Area Number |
11F01362
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Intelligent mechanics/Mechanical systems
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
三木 則尚 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PRIHANDANA Gunawansetia 慶應義塾大学, 理工学部, 外国人特別研究員
PRIHANDANA GunawanSetia 慶應義塾大学, 理工学部, 外国人特別研究員
PRIHANDANA GUNAWANSETIA 慶應義塾大学, 理工学部, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2011 – 2013
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2013: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2012: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2011: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
|
Keywords | 成膜技術 / ナノポア / パリレン / バイオメディカル / マイクロデバイス / 表面改質 |
Research Abstract |
本研究の目的は、ナノ多孔質ポリマーを用い、マイクロデバイスの界面をバイオメディカル用途に適するよう制御することであった。特に、ナノ多孔質ポリマーとしてパリレンならびにフッ素添加ダイアモンドライクカーボン(F-DLC)を、マイクロデバイスとして携帯型人工透析システムのためのマイクロフィルタリングデバイスおよび、脳波検出用フレキシブル針電極を研究対象とした。マイクロフィルタリングデバイスは、ナノ孔を有するポリエーテルサルフォン(PES)膜をフィルタとして用い、透析を行うが、膜表面に血液成分が固着する問題を有していた。これを、PES薄膜をナノ多孔質パリレンならびにF-DLCにより被覆することにより解決した。血液成分の固着による透析性能の低下を実験的に導出し、これをナノ多孔質ポリマーによる表面改質により防止できることを明らかにした。本結果を複数の国際論文誌ならびに国内外の学会において発表した。また、フレキシブル針電極においてはフレキシブルなポリマー上に銀薄膜を成膜するが、銀薄膜とポリマーとの密着性が悪い。そこで、銀薄膜上にナノ多孔質パリレンをコーティングすることで、導電性を有しつつ、刺入などの機械的な負荷に対して銀の剥離を防ぐことができた。また脳波検出に必要とされる10Hz程度の低周波数においてインピーダンス10kΩ以下を実現した。これらの結果を国際論文誌ならびに複数の国内外の学会において発表した。本研究の成果は、マイクロデバイスのバイオメデイカル応用において不可欠な生体適合性の付与手法として、極めて効果的と考えられるナノ多孔質ポリマーの成膜技術を確立、またその効果を実証したものであり、大きな意義を有するものである。
|
Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
|
Report
(3 results)
Research Products
(18 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] ポリマー製微小針電極の特性評価2012
Author(s)
西中雄哉G.S. Prihandana, 阿美祥道, 三木則尚
Organizer
機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2012
Place of Presentation
浜松
Year and Date
2012-05-28
Related Report
-
-
-
-