Project/Area Number |
11J00542
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
平 直江 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2011 – 2013
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2012: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2011: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 腫瘍マーカー |
Research Abstract |
腫瘍マーカーは癌の早期診断や進行度判定・予後判定・薬剤感受性予測などの診断に大きく貢献していることが広く知られていることから、新規腫瘍マーカーの同定は、これらの術前・術後診断の正確性の向上につながると期待されている。 昨年度、私はリン酸化酵素DYRK2の発現量が乳癌の進行に伴い、減少していることを見出した。このことからDYRK2は乳癌の進行を予測するマーカーとして有用であると期待される。しかし、DYRK2の発現が低下している起因は不明である。そこで、今年度はDYRK2の発現を制御する酵素の同定を目標に解析を行った。 DYRK2は転写による制御ではなく、翻訳後修飾によって発現が抑えられていることがこれまでに明らかとなっている。そこで、DYRK2をユビキチン化する酵素を探索するために、プロテインアレイを用いたスクリーニングを行い、DYRK2と結合するE3ユビキチンリガーゼを同定した。そして培養細胞を用いた解析を行った結果、その候補分子が乳癌細胞内において、内在性DYRK2の分解に関わっていることを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度は浸潤性乳管癌においてDYRK2の発現量が低下していることを明らかにした。そして今年度は乳癌細胞を用いた解析により、DYRK2の分解に関わる酵素を同定した。
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Strategy for Future Research Activity |
浸潤性乳管癌においてDYRK2の発現が低下していることがこれまでに明らかとなっている。このことから、DYRK2分解酵素は乳癌で高発現している可能性がある。そこで、今後は、同定したDYRK2分解酵素の発現状態について臨床検体を用いた解析を行う。また、その酵素とDYRK2の発現の相関の有無についても解析を行う。 更に、DYRK2分解酵素の阻害剤をスクリーニングし、癌細胞内でのDYRK2の発現を回復させる低分子化合物を同定する。この化合物は癌の増殖を抑える制癌剤になると期待される。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)