γ-ピロンのアルドール型反応を鍵反応とするオーリピロン類の構造活性相関研究
Project/Area Number |
11J01059
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Living organism molecular science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
竹村 拓馬 (2012) 筑波大学, 大学院・数理物質科学研究科, 特別研究員(DC2)
武村 拓馬 (2011) 筑波大学, 大学院・数理物質科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 天然物化学 / ポリケチド / オーリピロン / アルドール反応 / 構造活性相関 / 分子プローブ / FGビーズ / ポチケチド |
Research Abstract |
オーリピロンA,Bは海洋軟体動物タツナミガイから単離、構造決定されたポリケチド化合物である。オーリピロン類はがん細胞に対して細胞毒性を示すが、オーリピロン類は天然からは極微量しか得られず、詳細な生物活性試験は行われていなかった。申請者はこれまでに生物活性試験のための量的供給を行うべく、γ-ピロンの新規アルドール型反応を利用したオーリピロン類の全合成を達成してきた。今回、申請者はγ-ピロンのアルドール型反応の選択性を高めることを目的に、向山アルドール型反応を新たに開発し、反応の最適条件を見出した。また、その立体選択性と基質一般性に興味深い知見を得た。続いて、構造活性相関研究を行った。側鎖にベンゾイル基、4-フェニルブチリル基、ラウリル基を導入した類縁体を合成し、それぞれの細胞毒性を天然物と比較した。その結果、側鎖の構造は細胞毒性にほとんど影響を与えないことが分かった。さらに、全合成の合成ルート及び構造活性相関で得られた知見を活用して、生物活性発現機構の解明を目的とした分子プローブの開発に着手した。まず、細胞内の局在を解析するために、側鎖部に蛍光基を導入した蛍光プローブを設計し、アセチレンを導入した側鎖と蛍光基を持つアジドのHuisgen反応を鍵反応としてこれを合成した。このプローブを用いた細胞内局在解析によってオーリピロン類は細胞質に局在することが分かった。この結果を受けて、オーリピロン類の標的分子の精製および同定のために、これを担持したFG (Ferrite-Glycidyl methacrylate)ビーズを調整した。現在、これを利用したオーリピロン類の標的分子の探索を検討している。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)