糖類の代謝経路を改変した酵母による有用物質生産系の確立
Project/Area Number |
11J01155
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied microbiology
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松沢 智彦 九州大学, 大学院・農学研究院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 分裂酵母 / グリセロール / ガラクトース / 遺伝子発現システム / トランスポーター / グルコース抑制 / 不均衡変異導入法 |
Research Abstract |
微生物による物質生産には強力な遺伝子発現誘導システムが不可欠である。私は分裂酵母のグルコース飢餓応答機構やグリセロール代謝の制御機構の解明、並びにこれらの改変によるグリセロールを資源として用いた物質生産を目指し、研究を行っている。前年度までの研究によって分裂酵母のグルコース飢餓応答機構やグリセロール代謝の制御機構を明らかにすることができた。そこで、次に、グリセロールを資源とした培地において機能する強力な遺伝子発現誘導システムの構築を行った。グリセロールを炭素源・エネルギー源として利用する(資化)する為に必須なグリセロールデヒドロゲナーゼをコードするgld1遺伝子のプロモーター領域を用い、遺伝子発現誘導システムの構築を行った。gld1遺伝子はグルコースが豊富な条件下では発現が抑制され、グリセロール培地にエタノールや1- ガラクトースの代謝経路とその制御メカニズムを解明するにあたり、ガラクトース代謝の最初のステップであるガラクトースの細胞外から細胞内への取り込みに魚要であると考えられるヘキソーストランスポーターGht2を同定した。Ght2はグルコース豊富な条件下においてガラクトースの取り込みに関与していると考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(27 results)