Project/Area Number |
11J01965
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Living organism molecular science
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
王 ニン 大阪大学, 理学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | peptidoglycan / microarray / recognition proteins / fluorescent / Innate immunity / chemical synthesis / glycosylation |
Research Abstract |
細菌細胞壁ペプチドグリカン(PGN)は、免疫刺激活性を持つことが知られており、自然免疫受容体であるNod1,Nod2により認識され免疫系が活性化されるとともに、ペプチドグリカン認識タンパク質(PGRP)による認識、あるいは他の分解酵素、レクチンによる認識が知られている。しかしながら、その被認識構造の詳細は一部を除き詳細が明らかになっていない。 そこで、PGNのフラグメント構造について、特に二糖、四糖を中心とした天然型の種々のペプチド含有構造についての合成法を確立しライブラリ構築を行った。また、比較的長鎖の糖鎖を認識する認識タンパク質についての検討については、まず、八糖構造を用いたペプチドグリカン認識タンパク質の認識ドメインでの認識部位における解析を行う事とし、八糖構造を持つPGNフラグメントの合成法検討を行うとともに、八糖ヘプタペプチド構造合成に成功した。一方、以上で合成した種々の部分構造について、認識タンパク質、受容体タンパク質の活性化を介した生物活性解析を行い、特有の活性を見出している。 我々はさらにPGNフラグメント・ライブラリ構築について、リンカー導入法構築に成功し、遊離アミノ基を持つリンカーを用い、カルボン酸結合型のプレートを用いたアレイ化に成功した。また、作成したアレイを用い、既知のタンパク質-PGNの結合強度を再現した結果を得るとともに、数種のタンパク質との網羅的解析に成功し、いくつかの新規な相互作用に関する情報を得ることに成功した。
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