脂質ラフトにおける細胞膜脂質との相互作用に基づいたP2Y2受容体の機能解析
Project/Area Number |
11J04798
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
安藤 康史 東北大学, 大学院薬学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2011 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | P2Y2受容体 / 脂質ラフト / 細胞移動 / Gq/11 |
Research Abstract |
これまでに申請者は三量体Gタンパク質であるGq/11を介した情報伝達が7回膜貫通型受容体であるP2Y2受容体を介した細胞移動に必須であること、また細胞膜ドメインである脂質ラフトがその情報伝達および細胞移動に必須であることを明らかにした。一方、これまで時空間的なシグナル伝達に対する脂質ラフトの関与についての検討は行っていない。脂質ラフトは時空間的な機能性分子の局在や活性制御に関与することが報告されており、細胞移動時のP2Y_2受容体を介したシグナル伝達分子の時空間的な局在・活性制御に脂質ラフトが重要な役割を持つ可能性が考えられる。従って、P2Y_2受容体を介した細胞移動に中心的な役割を持つRhoファミリーGタンパク質の時空間的な活性制御に対する脂質ラフトの役割を検討するため、FRET (fluorescence resonance energy transfer)の原理を用いてRhoファミリーGタンパク質の時空間的な活性変化を可視化する系を立ち上げた。この系を用いて、まずRhoファミリー低分子量Gタンパク質であるRhoAおよびCdc42の活性変化の解析を行なった。その結果、フォルスコリン刺激により細胞中心部からRhOAの不活化が誘発される一方、Cdc42は細胞辺縁部へ移行し活性化されることが分かった。従って、この実験系を用いることによりP2Y_2受容体を介したRhoファミリーGタンパク質の時空間的な活性制御に対する脂質ラフトの役割が明らかになるものと期待される。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)