不妊症の新しい病態メカニズム解明への挑戦 -胎盤形成前子宮環境の重要性-
Project/Area Number |
11J05522
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森 真弓 東京大学, 大学院・医学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 不妊症 / 脱落膜 / 子宮環境 / DEDD / 血管透過性 |
Research Abstract |
アポトーシス関連遺伝子として同定されたDEDD分子の欠損マウス(DEDD KO)が、メス不妊になる原因とその病態メカニズムを、分子レベルで解明することが本研究の目的である。不妊の原因の一つが脱落膜分化不全にあることは既に明らかにし、論文発表している。このため、第一に、脱落膜の分化や機能の制御をDEDDがどのようにおこなうかを追究し、第二に、子宮特異的なDEDD KOマウスを作出して、脱落膜細胞自身の持つDEDDが細胞内で分化に必須の役割を果たすかどうかを解析することとした。 平成24年度の研究計画では、まず、in vitroの脱落膜分化系を用いて、DeddやAkt、CyclinD3の遺伝子導入実験やそれらの遺伝子のノックダウン実験により、多核化する割合の変化を調べることとした。遺伝子導入実験は昨年に検討済みであるため、遺伝子ノックダウン実験の条件検討をおこなった。ヒト及びマウスのDEDD遺伝子発現をそれぞれ抑えることが可能なsiRNAを設計し、現在ベクターを構築中である。 マウスを用いた生理学的解析では、妊娠4.5~7.5日目の子宮組織におけるDEDD発現部位とサイクリンやAktの発現局在について詳細に調べた。その結果、脱落膜の血管内皮細胞ではAktやサイクリンではなくDEDDのみが局所的に強く発現していることが分かり、血管透過性を決定する血管内皮細胞の挙動にDEDDが関与するかどうかを調べることが最重要であると考え、血管内皮特異的にDEDDを発現するトランスジェニックマウスの作出を試みた。現在までに少なくとも2系統のトランスジェニックマウスを確立し、DEDDが血管透過性亢進に関与すると思われる表現型の結果を得ている。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)