ヒト乳児における行為と情動の共有理解およびコミュニケーションに関する発達研究
Project/Area Number |
11J06449
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
福山 寛志 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2011 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 社会的相互作用 / 母子相互作用 / 養育 / 乳児 / 対乳児行為 / 行為理解 / 共有経験 / 3次元運動解析 / 養育者-乳児相互作用 / 養育者-乳児インタラクション / 動作の休止 / アイ・トラッキング |
Research Abstract |
乳児期の発達環境において、養育者を中心とする大人の存在は大きい。大人は乳児と接するときに行為を誇張することが知られており、大きく、バリエーション豊かな動き等は「Infant-directed action(対乳児行為)」と呼ばれる。対乳児行為は、乳児の注意を引きつけ、乳児の行為学習を促すことが示唆されている。従来、こうした特徴は"対乳児行為"と"対成人行為"の比較において検証されてきた。しかし、対乳児行為が乳児の認知発達に与える影響を明らかにするためには、乳児のどのような特徴が養育者の対乳児行為を引き出すのかを検討する必要がある。本研究は、養育者と乳児の相互作用場面における養育者の行為の誇張度を定量的に解析し、乳児の物体操作能力との関連を検証することで、対乳児行為と乳児の物体操作の相互作用関係を明らかにすることを目的とした。 生後6-8ヶ月と11-13ヶ月の乳児とその母親に対面して座ってもらい、玩具の遊び方(カップ重ね課題)を乳児に呈示するよう母親に教示した。その際、できるだけ自然にふるまうように教示し、声かけや玩具を乳児に手渡すことも自由にしてもらった。 3 次元運動計測装置を用いて、母親が乳児に呈示したカップの動きを追跡・計測した。また、乳児がカップを重ねようとする行動を行うかどうか観察した。分析の結果、11-13ヶ月児の物体操作が、母親の行為呈示の誇張度に即時的に影響することが分かった(母親によるカップの呈示軌跡距離および軌跡バリエーションは、乳児がカップ重ねをしようとしなかったときに増加、重ねようとしたときに減少)。この結果は、母親の行為が乳児の物体操作スキルに合わせて調整される可能性を示唆する。6-8ヶ月児の物体操作は、母親の行為呈示の誇張度に影響しなかった。11-13ヶ月児と異なり、6-8ヶ月児はカップ重ねをするだけの運動スキルがない。これらを鑑みると、乳児のポテンシャル(学習可能性)が母親の即時的な行為の調整を引き起こす可能性が示唆される。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(3 results)
Research Products
(21 results)
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[Journal Article] Co-Devetopment oF Tnformation Transfer within and between Infant and Caregiver2012
Author(s)
Nagai, Y., Nakatani, A., Qin, S., Fukuyama, H., Myowa-Yamakoshi, M., Asada, M.
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Journal Title
Proceedings of the 2nd IEEE International Conference on Development and Learning and on Epigenetic Robotics
Volume: (印刷中)
Pages: 1-6
DOI
Related Report
Peer Reviewed
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[Presentation] The interactive relationship between parental action and infant object manipulation2012
Author(s)
Fukuyama, H., Qin, S., Nakatani, A., Nagai, Y., Asada, k., Myowa-Yamakoshi, M.
Organizer
The International Institute for Advanced Studies (HAS) Research Conference 2012 "Evolutionary Origins of Human Mind"
Place of Presentation
国際高等研究所,京都
Year and Date
2012-12-04
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