イカの生産から消費に至る物質フローの解析とゼロエミッション化
Project/Area Number |
12015203
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
三浦 汀介 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 教授 (60002094)
|
Project Period (FY) |
2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | イカ製品 / イカ残滓 / 物質フローモデル / ゼロエミッション |
Research Abstract |
平成12年度(最終年度)は、 (1)ライフサイクルアセスメント的な観点からはイカの漁業生産、イカ製品加工のそれぞれの段階で存在する物質・エネルギー収支について調べ、世界漁場から日本国内へ、また日本国内から函館圏へ,さらに貿易輸出によるそれらの反対の流について考察し、物質フローチャートを作成し現状を明らかにした。 (2)静脈系産業の規模を見積もる目的でイカ残滓から発生する肝臓、墨袋、骨などの当地域内の部位別原料規模を推定するためこの地域で利用されるスルメイカやその他のイカについて各構成部位の重量比を季節別に求め、この潜在的資源量を推定した。 (3)部位別原料規模の制約条件下でゼロエミッション化に関する要素技術の適切な選択や業際的なネットワークの検討を行い、ゼロエミッション化のための基本的モデルを構築した。 (4)イカゴロに関してはイカゴロ釣餌事業の具体的な提案を行った。 (5)イカ墨に関してはイカ墨染料の事業の具体的な提案を行った。 (6)平成12年度は最終年度でもあるので、本研究成果を地域ゼロエミッションの事例として、行政に働きかけると供に、公開講座等を利用して一般市民に紹介するとともに、産官学による地域ゼロエミッションのためのシンポジウムを開催した。 以上の(1)〜(6)の具体的成果を得た。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)