熱帯農林産廃棄物を中心としたゼロエミッション型工業複合体の構築:データベース化
Project/Area Number |
12015210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
飯山 賢治 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (60012077)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 啓映子 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (40322044)
新谷 博幸 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (30282693)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 一年生植物 / イネワラ / ケナフ / 廃液の肥料化 / アンモニア-苛性カリ蒸解 / 脱リグニン / 脱シリカ / ゼロエミッション |
Research Abstract |
熱帯雨林の破壊は地球温暖化等地球環境の深刻な脅威となっており、地域住民の生活の必需品すら供給されない事態になっている。東南アジア諸国は、ゴム、オイルパーム、ココナッツ、サトウキビ等プランテーション産物の主要生産地域である。このような商業用農林産物からの廃棄物は、それぞれ極めて大量にあると推定されるが、そのほとんどがその場に放棄されたり焼却処理され、地域の環境破壊の一因ともなっている。地域環境・景観の保全、改良をはかりつつ、それらの廃棄物および未開発生物資源のゼロエミッション型総合的、複合的再資源化を行うバイオマス・インダストリアル・コンプレックス(BIC)の構築は、地域住民の経済基盤を確立することが期待される。未利用生物資源の全面的活用は、言うまでもなく地球環境保全の指標となっている熱帯雨林の破壊に歯止めをかけることにもつながる。本研究においては、BIC構築に欠かせない環境、資源、需要および地域の工業化技術の調査を集中的に行い、それらをデータベース化することを目的とした。 タイ、フィリピン及びインドネシアにおいて調査し、供給可能な熱帯プランテーション廃棄物、農産廃棄物等および製造目標物のマスバランスの策定した。また主要な熱帯産生物資源を現地研究者の協力を得て収集し、有効利用の開発を目的として生物資源の構成成分、主要成分の化学構造及び形態の分析を行うとともに、パルプ化法、ボード製造法等、地域に設置可能で、しかも地域環境保全を考慮したゼロエミッション型技術開発を行った。これらのデータはデータベースとして公開される。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)
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[Publications] Hori,K.,Flavier,M.E.,Kuga,S.,Lam,T.B.T.and Iiyama,K.: "An excellent oil absorbent, kapok (Ceiba pentandra (L.) Gaertn.) fiber : its fiber structure, chemical characteristics and application."J.Wood Sci.. 46. 401-404 (2000)
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