木質廃棄物の物質フローの解析と地域林業ゼロエミッションプロセスの構築
Project/Area Number |
12015226
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
川井 秀一 京都大学, 木質科学研究所, 教授 (00135609)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畑 俊充 京都大学, 木質科学研究所, 助手 (10243099)
渡辺 隆司 京都大学, 木質科学研究所, 助教授 (80201200)
桑原 正章 京都大学, 木質科学研究所, 教授 (40035978)
|
Project Period (FY) |
2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | 木貭系廃棄物 / 小規模木材加工システム / バイオマスエネルギー / パルプ / 糖 / 前処理 |
Research Abstract |
本研究の主要な目的は、木質廃棄物のリサイクル利用を対象に、物質およびエネルギーフローを解析することにある。このため、岡山県真庭郡地域をモデルに調査し、地域林業ゼロエミッションプロセスの構築を目指した。すなわち、真庭地域の製材産業の物質フローを解析し、地域で排出される木質未利用資源を用いた小規模単板加工・外構用丸棒加工・木製トレイ製造システムおよび地域林産バイオマス発電システムの構築を考察した。 ここでは真庭郡地域の製材不適材・林地残材および樹皮に着目し、小規模単板加工・外構用丸棒加工および地域林産バイオマス発電システムの構築のためのケーススタディをおこなった。 調査をもとに、山元の製材不適材の質およぼ量に見合う簡易なベニヤレースを開発した。原木処理量7千m^3/年、原木長さ1m通直、末口平均径24cmの原木丸太の平均単価を8千円/m^3、剥き芯9cm(丸棒として加工利用)など、諸条件を設定して、単板ならびに丸棒加工、木製トレイ製造システムの採算分析を行った。 当面未利用のみならず、焼却処理に費用がかかる樹皮を対象にシステムを構築するのが適当である。地域の2原木市場で焼却処理されているバーク量をもとに、採算分析のケーススタディを試みた。発電メリットの予測は、単純焼却年数が46年に及び、余剰電力としての売り電力単価が4.1円/kWh程度では、全くメリットが無いことが判明した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)