化石資源保全を目指したエミッションレスなプラスチックの化学的リサイクルシステム編成
Project/Area Number |
12015228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
奥 彬 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (50027885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 悦 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (30159214)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | モノマーリサイクル / 廃プラスチック / ポリエチレンテレフタレート / ポリカーボネート / 有機資源循環 / 物質循環社会システム / 炭素資源の保全 |
Research Abstract |
廃プラの再資源化は、近い将来に枯渇する石油資源を延命する取り組みであり、廃プラ問題を解決すれば済む問題ではない。将来社会へ向けた全産業界の姿勢、政治使命と指導性、科学技術者の使命と倫理観、飽くことなき欲望と生活スタイルの縮小への取り組みの小さな一環として、比較的容易な廃プラ問題を解決する技術的・システム的研究を行った。 本研究は、エネルギー資源よりも深刻で緊急性の大きい有機資源の有限性を基本理念として行った。国が政策的に実施している廃プラの油化、高炉コークス代替物、ゴミ発電などエネルギー回収対象のゴミ政策をやめさせ、石油資源枯渇が人間社会にもたらす深刻な問題を社会に気づかせる必要がある。技術的には輝かしい科学技術の産物である合成高分子を、廃プラに少しのエネルギーを加えて再びプラスチックとして繰返し使用し、廃プラを原油に代わる素材原料に蘇生させることが必要である。その仕組が働かない理由は(1)コスト経済が環境資源のコスト化に切り替わっていない。(2)産業界の未来展望が欠如しているかあるいは臆病である。(3)金銭的効率を優先させる社会と行政が、プラスチック資源再生システムの再編成を忌避している。 廃プラ問題の解決法はリサイクルシステムに適合したエミッションレスな解重合技術の確立にある。分別回収された廃プラを全国小地域毎に設置可能な簡便装置を使って原料モノマーへ戻し、それを重合施設へ運搬する技術がそれである。我々の研究では廃PETの加アルカリ分解解重合法に引き続いて、廃ポリカーボネート(PC)をビスフェノールAと炭酸誘導体に解重合して精製し、再び新品の高分子材料へ重合させる簡便でエネルギー消費の少ないモノマーリサイクル法の開発に成功した。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)