ワカメ加工業における物質フロー解析とゼロエミッション化
Project/Area Number |
12015230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
伊永 隆史 徳島大学, 総合科学部, 教授 (30124788)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大久保 明 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20111479)
山崎 素直 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00011982)
廣津 孝弘 徳島大学, 大学院・光学研究科, 助教授
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | ワカメ未利用物 / 免疫賦活物質 / オリゴ糖 / 粗繊維質分離装置 / 機能性材料 / RAPD法 / PCR |
Research Abstract |
(1)炭酸ナトリウムによる粗繊維質分離装置を開発した。本分離装置を利用し、ワカメ未利用物からの粗繊維質分離回収を行い、さらに実用化に成功した。 (2)ワカメ未利用物からの粗繊維質分離に際し発生する炭酸ナトリウム溶解液は前年度作製した微生物処理装置を行い、本年度はさらに処理効率を向上することができた。 (3)ワカメ由来粗繊維質について酵素反応を利用したオリゴ糖の生産を行った。高速液体クロマトグラフィーにより、酵素反応を利用して数種のオリゴ糖を生産することが可能であると確認された。 (4)ワカメ由来粗繊維質はセルロースなどの多糖類を多く含有することから、機能性材料への改質・加工を行った。徳島県立工業技術センターの施設を利用し、フィルム状に加工することができた。 (5)本粗繊維質分離装置により分離される溶解部分や粗繊維質部分に、主に多糖類である抗腫瘍性物質や免疫賦活物質などの生理活性物質が含まれていると考えられるため、それらの分離抽出および生体評価を行った。主に多糖類が免疫賦活作用を発揮することが明らかになった。 (6)ワカメ含有成分の養殖地域による差異を遺伝的に評価するため、RAPD法などのPCR技術を駆使し、DNAレベルでのワカメ系統関係を明らかにした。 (7)前年度からの各研究機関による研究内容を研究代表者が統括し、内部評価および徳島県立工業技術センター等による外部評価を受けた後に本研究課題の総括・まとめを行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)