ゼロエミッション化のためのネットワーク分散型生産プロセスデータベースの構築
Project/Area Number |
12015240
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
大松 繁 大阪府立大学, 工学研究科, 教授 (30035662)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉岡 理文 大阪府立大学, 工学研究科, 講師 (70285302)
|
Project Period (FY) |
2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | ゼロエミッションデータ / 分散型データベース / 生産プロセス / ネットワークシミュレータ / シナリオ分析 / プロセス間ネットワークの構築 |
Research Abstract |
近年、地球温暖化問題等の全地球的規模での環境問題を背景として、二酸化炭素等の環境排出(エミッション)を社会システム全体として限りなくゼロに近づけることが重要となっている。これらの問題を解消し、社会システム全体として見た環境負荷を低減させるためには、個々の生産プロセスからの排出を再利用可能な有用資源と見なし、他の生産プロセスへの原料投入として有効に活用することが重要である。本研究では、このような生産プロセスの効率的な相互結合を実現するために、現状で廃棄物として扱われている物資の再投入先、需要、価格、さらにはそのままでは利用できない廃棄物を再資源化するための変換プロセス、そのエネルギー/経済コスト等の情報を検索/提供するデータベースシステムを構築した。とくに、個々の生産プロセスに関して詳細な調査に基づいた原料投入、環境排出データベースを構築し、これに基づいて廃棄物の再投入先、需要、価格、再資源化のための変換プロセス等の情報を総合的に検索/提供するシステムの開発を行なった。 本研究では、生産プロセスの効率的な相互結合を実現するために、廃棄物として扱われている物資の再投入先、需要、価格、そのままでは利用できない廃棄物を再資源化するための変換プロセス、そのエネルギー/経済コスト等の情報を検索/提供するデータベースシステムを構築するために、以下の研究を行なった。 (1)生産プロセスデータベースの構築のための基礎データの収集と分析 社会システム全体としてのゼロエミッション化を実現するために個々の生産プロセス間の有機的な結合を提案するデータベースを実現することが本研究の目的であるが、そのための基礎データとして、個々の生産プロセスに関する詳細な原料投入、廃棄物データ、各々の市場価格等の需給バランス、廃棄物を再資源化かするための変換プロセスの有無、そのコスト等を収集する必要がある。計画初年度では、データベースのプロトタイプを構成するため、これらのデータの収集、分析を行なった。 (2)生産プロセスデータベースシステムの構築と各種シナリオの分析 (1)によって収集されたデータに基づき、プロダクションシステムや種々の組み合わせ最適化手法を用いて、最適な生産プロセス間ネットワーク、必要な変換プロセスの組み合わせやそのコスト等を分析するデータベースとシナリオ分析システムの構築を行なった。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)