水産養殖における物質フローの解析とゼロエミッション化
Project/Area Number |
12015249
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Ube National College of Technology |
Principal Investigator |
村上 定瞭 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (00035065)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 基弘 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (30259931)
竹内 正美 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (30043889)
柿並 孝明 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (30224348)
森岡 弘 宇部工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (00249848)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 水産養殖 / 環境負荷 / 水耕栽培 / 生態系利用 / バイマス / 窒素 / リン / ゼロエミッション |
Research Abstract |
1.研究目的 本研究の目的は、(1)水産養殖における水域の環境負荷の実態を明らかにすること、(2)生態系の浄化能強化による養殖の自家汚染防止技術を開発すること、(3)生産性の向上と環境破壊の防止を目的とするゼロエミッション型養殖システムを開発することである。 2.研究成果 (1)水産養殖の現状と環境負荷 国内の海面養殖による環境汚染の実態を水産統計、飼料及び水産物の各成分より、生物量・窒素・リンについて物質収支を計算し環境負荷を求めた。餌投与による国内海域への環境負荷は窒素40.0kt、リン4.4ktであった。窒素、リンについての餌効率は17.7%,8.7%であり、投与した餌に含まれる窒素82.3%及びリン91.3%が環境負荷となっていた。 (2)ゼロエミッション型水産養殖の要素技術の開発 好気性微生物、藍藻、魚及び小動物の生物種より構成されるビニールハウス内水槽により、生物酸化法、リン固定法、藻類培養法、紫外線照射法などの各要素技術の開発と評価を行った。屋外実験池を用いて、水流制御、無機栄養塩の生物学的除去、増殖藻類の回収による無機栄養塩の除去など、ゼロエミ型水産養殖システムの開発に必要な各要素技術の開発と評価を行った。 (3)水耕栽培を併用したゼロエミッション型水産養殖システムの開発 飼料→魚類(収穫)養殖→損失飼料・排泄物→微生物→無機塩類→水耕栽培(収穫)の生態系経路で、実験設備は魚類飼育池、生物酸化槽及び水耕栽培池より構成された。魚のモデルとしてヒブナを用い、植物のモデルとしてウォーターレタスを栽培した。投餌負荷は栽培植物の摂取より相殺され、魚飼育池の水質は良好に維持された。このモデル実験系における物質収支を明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)