BTB型転写因子によるクロマチン構造と核内構造の共役
Project/Area Number |
12028227
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
五十嵐 和彦 広島大学, 医学部, 教授 (00250738)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西藤 泰昌 広島大学, 医学部, 助手 (40284187)
田邉 修 広島大学, 医学部, 講師 (70221398)
|
Project Period (FY) |
2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | LCR / クロマチン構造 / 転写因子 / 核構造 / 細胞骨格 |
Research Abstract |
BachとMAZRは、BTB/POZドメインを持つLCR(locus Control Region)結合因子群である。そこでBTB/POZドメインにより形成される核内構造体の構成因子を明らかにすることにより、このドメインを有する一群の転写因子の作用機構を明らかにすることをめざした。 1.Bach2とMAZRはそれぞれのBTBドメインを介して多量体を形成する。Bach2は単独では転写抑制因子として作用するのに対して、Bach2/MAZRの複合体はプロモーターコンテクストに依存して転写活性化を示すことが明らかになった。 2.Bach1のBTBドメインを含む断片をベイトとしてtwo hybrid screeningを行い、その結合因子の同定を試みた。現在までにBach1自身に加え、細胞骨格関連因子がいくつか単離された。 一方、我々はノックアウトマウスの作成も平行して進めており、今後さらにこの研究を遂行することにより、転写制御、核内構造、そして細胞機能の制御を結びつけて理解することが可能になると期待される。
|
Report
(1 results)
Research Products
(8 results)