p300/CBPを介するコアクチベーターネットワークと胚性幹細胞の分化誘導
Project/Area Number |
12028240
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
横山 一成 理化学研究所, 細胞材料室, 副主任研究員 (80182707)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | レチノイン酸 / 〓 / F9細胞 / RAR / RXR / 〓ンチセンス / リボザイム / シグナルカスケード / HAT活性 |
Research Abstract |
胚性幹細胞F9のレチノイン酸による分化誘導にc-jun遺伝子のトランス活性化が必要である。このトランス活性化は転写因子複合体(DRF:Differentiation Regulatory Factor)によって媒介される。DRFはp300/CBP,ATF-2,JunD,JDP-2より構成される。本年度はATF-2転写因子に焦点を合わせ、ATF-2はJNKによりN末端がリン酸化され、DNAに対する親和性を促進するだけでなく、ヒストンをアセチル化し、クロマチンをリモデリングさせる新規の転写因子であることを初めて明らかにした。ヒストンのH2BとH4をin vivo,in vitroでアセチル化する。更にRAR,RXRレセプターのKO F9細胞を使用した実験ではRARγとRXRαの両者がレチノイン酸による分化誘導に必要であることを初めて明らかにした。また、JDP2の遺伝子構造を明らかにし、未分化細胞ではJDP2がJDPがヘテロ二量体を形成しているが、レチノイン酸刺激後、分化と共にそのDNA結合能が低下する。このパートナーを現在探索中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)