Project/Area Number |
12036207
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
渡辺 すみ子 東京大学, 医科学研究所, 助手 (60240735)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 賢一 東京大学, 医科学研究所, 教授 (00012782)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | STAT5 / GM-CSF / 核輸送 / 血球細胞 / Liptomycin B |
Research Abstract |
本研究ではSTAT5の核外輸送、核内輸送について種々のSTAT5変異体及びLeptomycin Bをもちいて検討した。STAT5はGM-CSFの刺激によりチロシンリン酸化され2量体化した後核内に移行する。その後、GM-CSFをのぞくと再び細胞質に戻り再利用されることが明らかである。Leptomycin Bの添加によりサイトカインの除去によるSTAT5の細胞質への輸送が阻害されることが明らかになった。また、サイトカインの非存在下でSTAT5が充分に細胞質に蓄積している状況でLeptomycin Bを添加してもSTAT5はふたたび核内に集積することから、STAT5はサイトカイン非依存性に単量体で細胞質、核内を往来していることが明らかになった。核内・外輸送についてSTAT5およびEGFPとの融合蛋白質の段階的欠失変異体を作成し必要な領域を検討したところN末側coiled-coilの領域が核外輸送に重要であり、SH2を含む領域が核内移行に重要であることが明らかになった。またNESのコンセンサス配列に合致する配列が4つ見いだされたのでそこに変異を導入したところ2ヶ所の変異により核外移行の活性が失われた
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