低分子G蛋白シグナル系を介した骨髄微小環境形成の分子機構の解析
Project/Area Number |
12036210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
服部 雅一 京都大学, 生命科学研究科, 助教授 (40211479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湊 長博 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (40137716)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | Rap1 / Spa-1 / AF6 / Eph / 骨髄微小環境 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
Rap1シグナル系の骨髄微細環境形成とその制御における役割を明らかにする目的で、造血細胞内におけるSPA-1の細胞内会合分子の同定を行うとともに、Spa-1遺伝子破壊マウスを作製し、そのリンパ・造血系細胞の分化様式およびその機能について検討を行った。SPA-1をbaitとしたYeast two hybridスクリーニングを行ったところ、tight junction形成制御に関与し、Rap1とも結合するAF-6が単離され、その会合は293T細胞を用いた解析により確認された。両分子の会合に必要なドメインを調べたところ、SPA-1のPDZドメインとGAP活性ドメインが会合に必要であることが示された。さらに免疫沈降実験より細胞内においてSPA-1はAF-6を介しEph分子と会合することが明らかとなった。以上の結果から、SPA-1は細胞内においてEph-AF6と三量体を形成することにより、Ephレセプターによる細胞接着制御シグナル経路に関与している可能性が強く示唆された。現在、Ephレセプターからのシグナル経路におけるRap1およびSPA-1の関与について、さらに詳細な解析を進めている。一方、Spa-1遺伝子破壊マウスについては、個体発生ならびに生育については何ら異常が見られていない。このマウスのリンパ球の機能を調べたところ、生後3ヶ月までは何ら異常が見られなかったが、7ヶ月令のマウスのT細胞は、抗原刺激に対しほとんど反応しなかった。この抗原無反応性は、マウスの加齢と共に亢進する傾向にあった。抗原無反応性となったリンパ球を解析したところ、GTP桔合型Rap1が蓄積していることが明らかとなった。現在このマウスにおける血液系細胞の発生と分化について解析を行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)