Project/Area Number |
12036221
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
安藤 潔 東海大学, 医学部, 講師 (70176014)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 知光 東海大学, 医学部, 教授 (70173606)
|
Project Period (FY) |
2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
|
Keywords | CD34 / 造血幹細胞 / VEGFR / Tie-1 / Tie-2 / TPO-R |
Research Abstract |
研究実績の概要 最近CD34陰性のより未分化な細胞の存在がヒトを含む哺乳類で報告されており新たなクラスの造血幹細胞として注目されている。CD34陰性幹細胞はコロニー形成能やLTC-IC活性をほとんど持たずSRC活性も低い。さらにCD34陰性幹細胞の存在頻度が低いことと培養が困難であることより細胞生物学的、分子生物学的解析が困難であった。われわれは最近マウス骨髄ストローマ細胞を利用することによりこれらの細胞を培養しCD34陽性幹細胞を誘導することに成功した。しかしながらわれわれの分画した分化マーカー陰性CD34陰性(Lin-CD34-)細胞集団もまだ十分に幹細胞を純化しているとは言い難く細胞生物学的、分子生物学的解析のためにはCD34陰性幹細胞陽性マーカーを同定することを目的に本実験計画を設定した。 1 CD34陰性造血幹細胞純化法の検討 筆者らは赤血球除去フィルターを利用してヒト臍帯血よりlineageマーカー陰性CD34陰性細胞を100倍濃縮することに成功した。さらに免疫磁気ビーズ法、FACSを組み合わせることにより99%以上の純度でこれらの細胞を回収することが可能とした。さらに本年度はこれらの細胞をVEGFR,Tie-1,Tie-2,TPO-Rなど既存のモノクローナル抗体を利用して細分化することに成功した。 2 造血活性の検討 以上によりTPO-RがCD34陰性細胞の表面マーカーである可能性が示されたので、さらにコロニー形成能を検討した。現在NOD/SCIDマウスに移植することにより長期造血再構築能および多分可能を検討し、造血幹細胞であることを確認中である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(5 results)