Project/Area Number |
12039106
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
遠藤 史 和歌山大学, 経済学部, 助教授 (20203672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 己 香川大学, 経済学部, 助教授 (30304570)
津曲 敏郎 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80113588)
宮岡 伯人 大阪学院大学, 情報学部, 教授 (60002979)
中山 俊秀 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (70334448)
久保 智之 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 助教授 (30214993)
大島 稔 小樽商科大学, 言語センター, 教授 (00142787)
佐藤 知己 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (40231344)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 危機に瀕した言語 / 環北太平洋地域 / フィールドワーク / 言語調査 / 言語動態調査 / 記述言語学 / 言語と社会 / 類型論的多様性 |
Research Abstract |
本研究では、環北太平洋地域における「消滅の危機に瀕した言語」(危機言語)に関して、過去2年間の研究成果に基づきつつさらにそれを発展させ、総合的な観点から調査研究を行うとともに、社会的・国際的なアピールも図った。今年度における主要な研究成果は次の4点である:(1)これら危機言語について、各研究者がそれぞれの計画研究において収集したデータ(特に今年度の夏を中心とする時期のフィールドワークの成果、各研究計画の研究分担者・研究協力者の成果も含む)を提示・紹介し、言語記述の観点から検討を行った。また、このフィールドワークで得た各地域における言語及び言語動態の状況・現地における調査研究の進行状況等に関する情報を交換し、今後の研究の進展をはかった。(2)過去2年間の研究も含めて研究成果がかなり蓄積されたことを考慮して、研究報告書を中心とした出版物にそれらを反映させるために、研究者間で密接に連絡を取り合い、出版計画の検討や出版計画への助言などを行った。この活動は今年度のA02「環北太平洋班」の諸報告書に結実している。(3)2002年6月の科研全体会議(東京)にて研究代表者がA02「環北太平洋班」の研究進行状況について一般向けに講演を行った。またその後も電子メールなどを活用して各研究計画の進行状況を互いに報告し、互いに研究上の刺激を与え合うとともに、各研究計画の円滑で効率的な進行を図った。(4)2002年11月の科研全体会議においてA02「環北太平洋班」の分科会(すべてを英語で進行させて国際的なアピールも図った)を開催するにあたり、環北太平洋地域の危機言語に関する研究の現状と今後の課題について各研究計画からの発言を求め、積極的な討論を行った。 環北太平洋地域における危機言語は、系統的にみても類型論的にみても、絢爛たる多様性を示している。またそれらの現在の社会的状況も多様性に満ちている。これらの要因のために当該地域にかんする各研究計画の円滑かつ効率的な進展のためには、研究者相互の情報交換と刺激が不可欠であった。またそれら研究成果の出版も一層充実が望まれた。今年度の研究は、過去2年間の研究実績の効率的活用も含めて、これらの諸点に関し一定の成果を得た。
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Report
(3 results)
Research Products
(22 results)