Project/Area Number |
12047217
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
野尻 美保子 京都大学, 基礎物理学研究所, 助教授 (30222201)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 超対称性 / コライダー実験 / 暗黒物質 / Q ball / MSSM / LHC / μ中間子異常磁気能率 |
Research Abstract |
主にCERNLHCにおいて超対称模型を検証することが可能であるかについて検討を行った。LHCではスカラークォークヒグルイーノが大量に生成されこれが崩壊してジェットやレプトンからなる終状態を作る。この時に中間状態にでてくるスカラーレプトンの崩壊がレプトン数を保存しない場合e^+μ^-あるいはe^-μ^+の2つのレプトンの核質量分布にあらわれるedge(とび)によってこの存在を同定することができることを示した。このさいGUT scaleのhiggs粒子の質量変化が自由にとれるような超重力模型の拡張のある模型では、μ→eγのLFVが小さくてもコライダーでのシグナルが大きい場合があることを示した。この論文はPhysical Review Dに掲さいが決まっている。またグルイーノがスカラートップスカラーボトムに崩壊してtb対ができるときに、この終状態を同定するためのside band法を開発し、この方法をもちいて、tbの分布を決定することで、グルイーノ、スカラートップスカラーボトムの質量を決定できることを示した。これによってGUT scaleのA parameterや第三世代の粒子の超重力模型からのずれをきめることが可能となることも議論した。これらの成果は国際会議(LUND Workshop)Atlas実験の会議で発表し、現在論文にまとめつつある。
|