Project/Area Number |
12047219
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
林 青司 神戸大学, 理学部, 教授 (80201870)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲見 武夫 中央大学, 理工学部, 教授 (20012487)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | ニュートリノ振動 / 太陽ニュートリノ問題 / 大気ニュートリノ / Pseudo-Dirac / 大気ニュートリノ問題 / ニュートリノ質量 |
Research Abstract |
今年度は、太陽ニュートリノ問題に関する二つの課題について研究を行った。 1.3世代から2世代へのreduction formulaとCPの破れに関する研究 通常、ニュートリノ振動のデータは2世代模型を仮定して解析されているが、現実には3世代存在するわけで、本来3世代模型での解析が成されるべきである。しかし、3世代では理論のパラメーターの数が6個に増え、特に物質中のニュートリノ振動については、まともに3世代を扱うのは難しい。代表者は1987年にニュートリノ質量の階層性を用いると3世代の問題を2世代の問題にreduceする事を可能にする表式を提出した(1992年にA.Yu.Smimovも導出)。しかし、この結果(表式)はBNLの会議報告に載っているのみで、雑誌には掲載されていない。そこで、この表式の導出を明らかにするために論文を作成する事を考え、更には、この近似式の妥当性の数値的チェック、次のオーダーの補正の解析的導出、CPあるいはT対称性を破るニュートリノ振動確率の非対称性へのこの表式の応用、も含めて解析を行った。特に、CPやT非対称性の比較的簡単な表式を導出する事ができた。これらの結果を現在、論文としてまとめている。 2.RSFP解の拡張 この科研費の課題であるRSFP解は、代表者が太陽ニュートリノ問題の解法として提出したものであるが、このシナリオで大気ニュートリノ問題をどう解決しうるか、という問題に取り組んだ。地磁気は太陽中での磁場と比べてかなり弱いため、spin-flavor precessionは大気ニュートリノの振動に影響するとは考えにくい。このため、大気ニュートリノは世代間混合によって振動する、とする必要があるが、3世代模型での世代間混合を取り入れると解析は一般に非常に複雑になる。今年度の仕事では、1.で述べた3世代から2世代へのreduction formulaと同様なreductionがRSFPのシナリオでも可能なことを示し、表式を導出した。これについても、近々、論文としてまとめる予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)