B細胞抗原受容体シグナリングにおけるSHP-1とアダプター分子の機能解析
Project/Area Number |
12051244
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
水野 一也 財団法人東京都医学研究機構, 東京都神経科学総合研究所, 副参事研究員 (00219643)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | チロシンホスファターゼ / アダプター分子 / SHP-1 / BLNK / SLP-65 / SLP-76 |
Research Abstract |
本研究では、SHP-1がBCRシグナルをどのように制御しているのかについて解析を進め、以下の結果を得た (1)WEHI-231細胞に酵素活性を欠失させた変異型SHP-1(SHP-1-C/S)を発現させてBCRを刺激すると、B細胞特異的に発現するアダプター分子であるBLNKのチロシンリン酸化の亢進が認められ、さらにin vitroでSHP-1がBLNKを脱リン酸化することから、BLNKがB細胞におけるSHP-1の生理的基質であると結論づけた。さらにSHP-1-C/S発現細胞では、BCR刺激により誘導されるJNKの活性化が特異的に亢進するとともにアポトーシスの程度が有意に抑制されていた。この抑制効果はドミナントネガティブのMKK4(JNKを活性化するキナーゼ)を導入することにより解除されたことから、JNK活性化とアポトーシス抑制との関連性が示唆された。(投稿準備中)。 (2)BLNKのリン酸化状態の変化とJNKの活性化とを結びつける候補分子として、TRAF2、Vav、Nck、HPK1などが想定される。そこで、これらの分子について野生型およびドミナントネガティブとして機能する変異型をWEHI-231細胞で発現させるcDNAコンストラクトを作成した。 (3)SLP-76は、BLNKと構造上相同性が高く、T細胞特異的に発現するアダプター分子であることが報告されている。我々は以前に、SLP-76がWEHI-231に発現しており、SHP-1と構成的に結合していることを見出したことから、SLP-76についても(1)と同様の解析を加えてSLP-76がB細胞においてSHP-1の基質になっている可能性について検討した。その結果、少なくともWEHI-231細胞と成熟B細胞株であるBAL-17においてSLP-76もSHP-1の基質になっていることが確認された。(投稿準備中)
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)