Project/Area Number |
12132201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
粕谷 英樹 宇都宮大学, 工学部, 教授 (20006240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 大毅 宇都宮大学, 工学部, 助手 (10302184)
菊地 義信 国際医療福祉大学, 保健学部, 助教授 (20091944)
小林 範子 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (30195797)
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Project Period (FY) |
2000 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥40,000,000 (Direct Cost: ¥40,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥12,800,000 (Direct Cost: ¥12,800,000)
Fiscal Year 2002: ¥13,600,000 (Direct Cost: ¥13,600,000)
Fiscal Year 2001: ¥13,600,000 (Direct Cost: ¥13,600,000)
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Keywords | 音声障害 / 構音障害 / 電気人工喉頭 / 食道発声 / 音響分析 / 韻律障害 / 声質変換 / 音響的評価 / 発話障害 / 運動性構音障害 / 電気喉頭 / 韻律強調 |
Research Abstract |
1.音声言語訓練によるプロソディの改善 運動障害性構音障害患者の音声言語訓練法として、「大声で叫ぶように元気に発声する」と言う指示を基本にしたSilverman法と、「大げさなくらいのイントネーションあるいは声の高低の変化をつけて発話訓練を行う「イントネーション強調法」の効果について比較検討した。筋萎縮性側索硬化症(ALS)とオリーブ核橋小脳萎縮症(OPCA)患者について、イントネーション、構音、声質、異常性、の観点から評価実験を行ったところ、ALS患者の場合は、イントネーション強調法がすべての評価値がよく、OPCA患者では、イントネーション、構音及び異常性でSilverman法がよく、声質では、イントネーション強調法がよい結果になった。病気に応じた訓練法の選択が重要であることが分かった。 2.運動障害性構音障害音声の自動評価と発話訓練ソフトウエアの開発 発話訓練の成果のモニタリングを客観的に評価したり、患者が発話訓練を行う際に視覚的なフィードバックを得る目的で、イントネーションの自動評価システムを開発した。特に、F0レンジの評価に焦点を当て、自動システムを作成した。システムの評価は今後の課題である。 3.DSPを用いた2自由度ピッチ制御機能を有する電気喉頭の開発 親指の上下運動でピッチのON/OFFを、左右の変位でピッチの高さを制御する、2自由度型ピッチ制御機能をもった電気喉頭を試作した。試行実験を行ったところ、わずかの時間の訓練で、歌も歌えることが分かった。 4.音声障害患者の連続音声の基本周波数系列の評価 本研究で開発した、ARX分析合成法にもとづいて、連続音声から自動的に声門閉鎖時点を求めるアルゴリズムを検討した。閉鎖時点を追尾することによって、ジッタを計測し、音声障害の傾向を定量的に把握することが可能になった。
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