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ジーントラップ挿入変異ライブラリーを用いた高脂血症発症に関与する遺伝子群の同定

Research Project

Project/Area Number 12204091
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

信国 好俊  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (80295641)

Project Period (FY) 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Keywordsジーントラップ / 挿入変異 / 変異細胞 / ライブラリー / コレステロール / 代謝輸送 / 遺伝子
Research Abstract

【背景と目的】LDLの取り込み、細胞内コレステロールの代謝輸送からLDL受容体発現調節へ至る経路の高脂血症発症への関与が示唆されてきたが、その機構は複雑で未だ十分には解明されていない。本研究では、(1)ジーントラップ法を用いて、『コレステロールの取り込み・細胞内輸送とその調節に重要な遺伝子群の単離同定と機能解析を系統的に一括して行う』系を確立し、(2)そこから得られた遺伝子情報を基に、『コレステロールの細胞内代謝輸送ならびに高脂血症の発症と進展に重要な分子群を明らかにする』ことを目指す。
[結果](1)レトロウイルスジーントラップベクターROSAβ-geoを用いて、約1x10^6のクローンからなるランダムジーントラップ挿入変異CHO(Chinese Hamster Ovary)細胞ライブラリーを構築した。(2)ジーントラップ挿入変異CHO細胞ライブラリーでは、ジフテリアトキシン耐性細胞および細胞内コレステロール代謝輸送変異細胞の出現頻度が親細胞に比較し有意に増加することを明らかにした。(3)一次スクリーニングにて、細胞内コレステロール代謝輸送変異細胞88クローンを単離した。(4)コントロール実験として、ジフテリアトキシン耐性細胞36クローンを単離した。(5)RACE法を用いて、トラップされた遺伝子の単離同定法を確立した。
[考察](1)ジーントラップ挿入変異CHO細胞ライブラリーを用いることで、細胞内コレステロール代謝輸送とその調節に重要な遺伝子群を一括して検索・同定することができると期待される。(2)CHO細胞からは種々の変異細胞が分離されてきた。この挿入変異細胞ライブラリーを用いることにより、他の多くの変異の原因遺伝子の同定と機能解析を系統的に押し進めることが可能になると考えられる。

Report

(1 results)
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2018-03-28  

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