動物モデルを用いた脳アルツハイマー病変進展過程の検討
Project/Area Number |
12210040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
山口 晴保 群馬大学, 医学部, 教授 (00158114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 忍 三菱化学, 生命科学研究所, 主任研究員
佐藤 久美子 群馬大学, 医学部, 教授 (80008268)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Keywords | アルツハイマー病 / アミロイドーβ / flotillin / タウ |
Research Abstract |
アルツハイマー病(AD)の機構解明に貢献することを目的に、各種モデル動物や培養細胞、ヒト脳組織を用いて、βタンパクやAPP、BACEなどβアミロイド関連蛋白の局在を免疫電顕で超微形態のレベルで検索し、細胞内小胞系にこれらが局在することを示した。 動物モデルとしては、老齢モルモット(3歳)、高コレステロール食ウサギ(2%コレステロール食を6-8週間)、藤田らが開発したApoEヒト化マウスやApoEノックアウトマウス、高島らが開発したV337M変異tauトランスジェニックマウスを用いた。培養細胞系ではヒトAPPおよびpresenilin 1(PS1)遺伝子導入CHO細胞(APP-PS1CHO cell)と、ApoEヒト化マウス由来星形グリアの上に増殖させ神経細胞に分化したP19細胞(P19-astro)を用いた。このほか正常およびADのヒト脳組織を用いた。 また、膜とβタンパクの関係を検討するため、中枢神経系のDIG/caveolaeマーカーであるflotillinの局在を検討し、flotillinが大脳皮質にびまん性に分布することを示すとともに、flotillin量が老人斑形成に伴って増加することを示した。 また、異型tau遺伝子導入マウスに生じる神経細胞死の超微形態を観察し、濃染する萎縮神経細胞が細胞死につながることを示した。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)