イノシトール燐脂質-3キナーゼを介する細胞増殖、細胞死の制御分子機序
Project/Area Number |
12213133
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
石合 正道 関西医科大学, 医学部, 助手 (90298844)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥4,700,000 (Direct Cost: ¥4,700,000)
Fiscal Year 2000: ¥4,700,000 (Direct Cost: ¥4,700,000)
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Keywords | PI3K / P110サブユニット / p85サブユニット / BCAP / BCR / アポトーシス |
Research Abstract |
イノシトールリン脂質-3キナーゼ(PI3K)が、細胞の活性化・生存に重要な役割を担っていることは、薬理学的な実験より示されてきた。しかしながら、この分子の多様性(p85サブユニットはα,βと2つ存在し、p110サブユニットはα,β,δと3つ存在する)を考えると、それそれのアイソフォーム間で機能的相違・相同性が存在するのかどうか疑問として残っていた。 分子遺伝学的にP110α,β,δ単独の欠損細胞を樹立して、この問題にアプローチした。その結果、1)P110α,は細胞の生存にβ,δよりもより重要な役割を担っていること、2)PI3K活性化の下流に存在するAktの活性化にはP110α,β,δがredundantな機能を担っていることが明らかになった。 また、細胞表面レセプターからのPI3K活性化機構に関し、新規アダプター分子BCAPを単離し、この分子がB細胞レセプター依存性PI3K活性化に必須の機能を担っていることを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)