腺管の出芽とびまん性浸潤癌におけるEph受容体信号伝達の機能解析
Project/Area Number |
12215057
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
田中 正光 浜松医科大学, 医学部, 助手 (20291396)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | Eph / Ephrin / Rac1 / PIX / Tiam1 / nm23H1 |
Research Abstract |
EphBおよびEphrin Bファミリーの分子のヒト腫瘍組織での発現をスクリーニングした。EphB1,EphB2,EphB3,EphB4,EPhB6およびEphrin B1,Ephrin B2,Ephrin B3につき、RT-PCRで検索したところ、高分化胃癌と大腸癌の進行癌組織を検索した範囲では、EphB2とEphrin B1,Ephrin B2の発現が高頻度に認められた。一方、EphB1,EphrinB-3の発現していた症例の頻度は低い傾向がみられた。EphB2受容体と複合体を形成するRac1のヌクレオチド交換因子であるPIXは、乳癌組織の症例で高発現している頻度が高く、同じくRac1のヌクレオチド交換因子であるTiam1は消化器癌組織で高発現している症例がみられ、Eph/Ephrinとの相互作用や癌の形態形成において協調的な役割が考えられる結果であった。またTiam1と複合体を形成する蛋白質をスクリーニングしたところ、転移抑制遺伝子として知られるnm23H1が単離された。Tiam1は、そのN末端部でnm23H1と複合体を形成することにより、Rac1に対するヌクレオチド交換因子としての活性が阻害された。さらにnm23H1の過剰発現により、細胞膜ラッフルの形成が阻害され、Tiam1の細胞膜での局在もnm23H1の共発現により修飾されるいう結果が得られた。これらのことから今後、Eph/Ephrin,Tiam1およびnm23H1の複合的な発現検索を行えば、あるタイプの癌の転移、進行度をより密接に示唆できる可能性があると考える。
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Report
(1 results)
Research Products
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