Rho標的蛋白質ROCKキナーゼによる細胞悪性化の分子機序の解明
Project/Area Number |
12215068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石崎 敏理 京都大学, 医学研究科, 助手 (70293876)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥5,400,000 (Direct Cost: ¥5,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥5,400,000 (Direct Cost: ¥5,400,000)
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Keywords | 細胞悪性化 / Rho / ROCK / mDia / アクチン細胞骨格 / 微小管 / 細胞運動 / Rac |
Research Abstract |
低分子量GTP結合蛋白質Rhoは、アクチン細胞骨格の再編成を介して細胞移動・接着を調節しており、ガン細胞の浸潤転移へもその関与が示されている。また、Rhoは細胞悪性化への関与も示されており、このような点からRhoを介するシグナル伝達経路の解明は、がん細胞の生物特性を知る上で極めて重要な情報を提供することが期待される。本年度、我々の主たる研究成果は以下の2点である。 (1)Rho標的蛋白質mDiaによる微小管配向機序の解明:Rho標的蛋白質mDiaが、アクチン細胞骨格の再編成のみならず、mDia分子内のFH(formin homology)2領域を介して、微小管配向の調節に寄与していることを示した。FH2領域は、formin相同蛋白質群間で特に保存されている領域の1つであり、これまでその機能は不明であった。本報告が、FH2領域の細胞内機能を明らかにしたはじめてのものである。 (2)Rho-Racのシグナルクロストーク:RhoとRhoファミリータンパク質Racとの間のシグナル経路を明らかにした(論文投稿準備中)。本研究は、細胞が移動時のアクチン細胞骨格再編成の分子機序の解明に資するものと期待される。 これらの成果に加え、現在、Rho標的蛋白質Rho Associated Kinase(ROCK)遺伝子欠損動物を作出している。今後、本動物を用い、in vivoにおいてRho-ROCK情報伝達経路の細胞癌化ならびに癌細胞浸潤転移における関与について検討する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)