Project/Area Number |
12217099
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
曽根 三郎 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (40145024)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 聖二 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (30294672)
埴淵 昌毅 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (80335794)
山本 昭彦 徳島大学, 医学部附属病院, 助手 (10332818)
篠原 勉 徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (70284289)
西岡 安彦 徳島大学, 医学部, 講師 (70274199)
齋藤 政樹 国立がんセンター研究所, ウイルス部, 部長 (60012762)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥69,200,000 (Direct Cost: ¥69,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥12,000,000 (Direct Cost: ¥12,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥12,200,000 (Direct Cost: ¥12,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥12,000,000 (Direct Cost: ¥12,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥13,500,000 (Direct Cost: ¥13,500,000)
Fiscal Year 2000: ¥19,500,000 (Direct Cost: ¥19,500,000)
|
Keywords | 肺癌 / 血管新生 / PTHrP / VEGF / 癌性胸水 / VEGF受容体 / 骨転移 / 血管標的薬 / 多臓器転移 / 分子標的治療 / EGF受容体 / MMP / 臓器微小環境 / cDNAマイクロアレイ / 浸潤 / 樹状細胞 / 免疫遺伝子治療 / KAI1 / CD82 / ガングリオシド / 抗体療法 / 免疫療法 |
Research Abstract |
肺癌の転移・血管新生分子を標的とした治療開発に向けた検討を行い、以下の成果を得た。 1、ヒト小細胞肺癌株SBC-5が、悪性腫瘍の高カルシウム血症の原因物質Parathyroid hormone related peptide(PTHrP)を過剰発現していることを確認した。また、SBC-5をNK細胞除去SCIDマウスに静注することで骨転移を含む多臓器転移が形成されることを明らかにした。さらに、抗PTHrP中和抗体が骨転移形成を特異的に抑制したことから、SBC-5の骨転移形成にPTHrPが必須の因子であることが明らかとなった。 2、VEGFを過剰発現する高転移性ヒト肺腺癌株PC14PE6をヌードマウスに静注し肺転移と癌性胸水を形成するモデルにおいて、VEGF受容体(VEGFR)阻害薬ZD6474が肺転移巣の増大を抑制し、さらに癌性胸水形成をほぼ完全に阻害することを明らかにした。その機序はZD6474が腫瘍血管内皮細胞のVEGFR2リン酸化阻害により肺転移巣で血管新生を阻害することに加え、ZD6474がVEGFにより誘導される血管透過性を抑制した可能性も考えられた。 3、チュブリン阻害薬であるZD6126が、PC14PE6の肺転移巣において、投与24時間以内に腫瘍血管内皮細胞選択的にアポトーシスを誘導すること、抗癌剤(CDDP)を併用することによりZD6126のアポトーシス誘導が増強されること、ZD6126とCDDPの併用療法がPC14PE6の肺転移形成を抑制することを明らかにした。
|