BCL6がん遺伝子とAPI2-MALT1融合遺伝子の機能解析と診断治療への応用
Project/Area Number |
12217172
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Aichi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
細川 好孝 愛知県がんセンター, 遺伝子医療部, 室長 (60229193)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 栄男 愛知県がんセンター, 研究所, 研究員 (80180363)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥4,100,000 (Direct Cost: ¥4,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥4,100,000 (Direct Cost: ¥4,100,000)
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Keywords | 悪性リンパ腫 / 染色体転座 / マルトリンパ腫 / アポトーシス |
Research Abstract |
B細胞リンパ腫の(1)染色体転座領域から単離されたBCL6がん遺伝子ならびに(2)我々自身が単離したAPI2-MALT1融合遺伝子の機能ついて以下の諸点を明らかにした。。 1.BCL6プロジェクト 1)我々はlacオペロンを利用したBCL6の発現誘導系をB細胞株Ba/F3に樹立し、自由にBCL6を発現誘導させることを系を確立し,この発現誘導系とcDNAマイクロアレイ用メンブレン(Clontech社)を利用して、世界に先がけてBCL6の下流標的候補遺伝子を三つ同定した。今後、BCL6の下流で機能しているB細胞分化制御遺伝子群のレポーター解析等で直接の標的遺伝子かどうか検討する。 2.API2-MALT1プロジェクト 1)我々は、MALTリンパ腫に高頻度に認められる染色体転座t(11;18)(q21;q21)の詳細な解析を行い、11q21領域からMALT1と我々が命名した新規な遺伝子を単離することに成功し、t(11;18)(q21;q21)によって生ずる遺伝子変化の本体がAPI2-MALT1遺伝子融合であることを明らかにしてきた。2)昨年度よりMAPI2-MALT1融合遺伝子を検出するため高感度RT-PCR法を確立した。3)さらに、API2-MALT1,API2,MALT1それぞれをtagを付加した発現ベクターに組み込み、各種細胞株にトランスフェクトし、API2の半減期は非常に短いが、プロテアソーム阻害剤で延長すること、さらにAPI2-MALT1キメラ形成によってもその半減期が延長することが明らかといている。4)ヒトMALTリンパ腫のモデルマウスの作製を開始し、Founder miceまで作製した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)