Project/Area Number |
12470015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
General pharmacology
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
植松 俊彦 岐阜大学, 医学部, 教授 (50151832)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松野 浩之 岐阜大学, 医学部, 助手 (40273148)
丹羽 雅之 岐阜大学, 医学部, 助教授 (40156146)
小澤 修 岐阜大学, 医学部, 助教授 (90225417)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥9,900,000 (Direct Cost: ¥9,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥6,800,000 (Direct Cost: ¥6,800,000)
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Keywords | 網膜 / 神経細胞死 / 線溶系 / 虚血-再潅流 / アポトーシス / DNA断片化 / TUNEL染色 / 動脈血栓 / 視力障害 |
Research Abstract |
1.薬物投与による網膜神経細胞死モデルの確立: 神経細胞死にはグルタミン酸受容体が関与すると考えられている。グルタミン酸受容体の種々アゴニスト=薬物投与後に経時的に屠殺しTUNEL法にてアポトーシス細胞を染色して、網膜神経細胞のグルタミン酸受容体刺激を介するアポトーシス感受性のトポグラフィーを観察し、網膜細胞死に対して至適な条件を決定した。 2.網膜神経障害に対する低体温の影響 グルタミン酸受容体アゴニスト刺激ならびに虚血再潅流に伴う網膜神経細胞障害に対する低体温の影響を検討したところ、体温の降下度に平行した神経障害軽減作用が観察された。 3.線溶系因子の虚血性臓器障害への関与の解明: 線溶系因子のノックアウトマウスを使用して、薬物投与による網膜神経細胞障害に及ぼす各線溶因子の関与につき検討したところ、虚血-再潅流にともなう神経細胞死ではWildマウスと差がなかったが、NMDA刺激に伴う神経細胞死は有意に軽減された。 以上の研究により、視力障害を引き起こす網膜視神経細胞の死特にアポトーシスの生成の時間経過を実験動物ごとに明らかにすることができた。また、低体温によって非特異的に網膜神経細胞死を抑制することが可能なことが明らかとなり、また、興奮性アミノ酸による視神経細胞死にt-PAというプロテアーゼが関与していることが明らかとなった。これ以外にも多くの生理活性物質が視神経細胞死に関与し、その関与の度合いも時間経過とともに変化していると考えられ、さらに研究を継続することによって、視力障害に直接結びつく視神経細胞死の予防・治療のための薬理学的・体系的ストラテジーを確立する上で重要な貢献をなすことができると考えている。
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