Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
微小管作用薬の作用領域を同定する目的でチューブリン遺伝子のキメラ遺伝子の作成を試みた。現在知られている薬剤のほとんどがβチューブリンを標的としていることからヒトβチューブリン遺伝子と出芽酵母βチューブリン遺伝子(TUB2)のキメラ遺伝子の作成を行った。キメラ遺伝子作成の為、それぞれの相同な部異に制限酵素サイトを導入し、8ケ所で組み替えが可能なそれぞれのチューブリン遺伝子を作成した。また酵母への導入を確認するためにC末終止コドンの後ろにHIS3マーカーを導入し、チューブリンカセットを作成した。現在発現したチューブリンタンパク質の確認を容易にするためにHAタグの導入を行っている。また遺伝子を導入する酵母としてゲノムのチューブリン遺伝子を破壊し、URA3マーカーのシングルコピーベクターで酵母チューブリン遺伝子を持たせたチューブリンシャッフル株を作成した。現在作成したシャッフル株にチューブリンカセットを導入し株の作成を行っており、導入確認後、5-FOAによるベクター除去を試み、ヒトチューブリン遺伝子発現酵母の作成を行う予定である。
All Other
All Publications (9 results)