過渡呈示刺激に対する視機能とVDTによる眼精疲労に関する研究
Project/Area Number |
12670378
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Public health/Health science
|
Research Institution | Nagano National College of Technology |
Principal Investigator |
岡島 英男 長野工業高等専門学校, 電子情報工学科, 助教授 (70152296)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹前 忠 静岡大学, 工学部, 教授 (20115356)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
|
Keywords | VDT / CRT / LCD / 過渡呈示刺激 / 眼精疲労 / ランドルト環 / 正答率 / VEP / 市松模様 / 神経節細胞 / オートレフラクトメータ / 眼屈折力 |
Research Abstract |
2000年度:PC-DOSでランドルト環を呈示画像に用いた過渡呈示刺激装置の開発を行った。ランドルト環をVDT上で白から黒にフェードインする過渡呈示時間に対する正答率特性を測定したところ、ほとんどの被験者で過渡呈示時間が20〜60msの範囲に最小値がある結果が得られた。 2001年度:昨年度開発した過渡呈示刺激システムをグラフィックボードの性能を十分に発揮できるWindowsに移植した。ランドルト環の過渡呈示をフェードインとフェードアウトの両方ある場合について2000年度と同様の実験を行った。視覚刺激呈示用VDTは、CRTとLCDを用いた。その結果、フェードインとフェードアウトの両方に過渡呈示時間がある場合も前年度と同様の結果が得られた。また、正答率が最小となる過渡呈示時間で視覚負荷実験を行ったところ、CRTに比べてLCDの方が正答率の減少が少ない(疲労が少ない)傾向も確認できた。視覚負荷作業5回ごとにオートレフラクトメータにより眼屈折力の測定も行い、負荷作業前に比べ後の方が眼屈折力は改善する傾向が分かった。 2002年度:今年度は新たに過渡呈示刺激に対する視覚誘発脳波(VEP)の測定システムを構築し、2種類のVDTについて前述の自覚的な結果と比較検討を行った。呈示画像は市松模様を用い、過渡呈示時間が(1)0msの場合、(2)正答率が最小になる過渡呈示時間の場合、(3)100msの場合の3種類についてVEPの測定を行った。VEPの検出は同期加算法を用いた。 結果は、(1)の場合VEP電位は大きいが(2)と(3)の場合は電位が低下しピークの位相も遅れる傾向が得られた。また、CRTとLCDとで比較するとLCDの方がVEP電位は小さいことが分かった。 以上から、CRTに比べLCDの方が疲労の少ないVDTであることが確認できた。
|
Report
(4 results)
Research Products
(13 results)