クラスII主要組織適合抗原発現誘導細胞によるバセドウ症眼症発症モデル動物の作成
Project/Area Number |
12671075
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Endocrinology
|
Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
女屋 敏正 山梨医大, 医学部, 教授 (40020812)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 登代志 山梨医科大学, 医学部, 講師 (00152017)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | バセドウ病 / 眼球突出 / TSHレセプター抗体 / クラスII主要組織適合抗原 / Class II transactivator |
Research Abstract |
バセドウ病での随伴症である眼球突出の成因として、申請者らは球後組織におけるTSHレセプターの発現とそれに対する自己抗体(TRAb)の関与を提唱してきたが、今回本仮説の実証および新たな治療法の開発を目的として、クラスII主要組織適合抗原(MHC/CII)を利用したバセドウ病眼症発症モデル動物の作成を試みた。 先ずMHC/CIIの転写発現誘導因子であるClass II transactivator(CIITA)をクローニングし、FRTL-5細胞にトランスフェエクションし、Northern blotを行ったところ、クラスI主要組織適合抗原には影響がなく、MHC/CII分子が特異的に発現誘導されること、およびTSH-Rは十分量発現していることを確認した。その後、MHC/CII陽性FRTL-5細胞をFisherラットに免疫し、約10週後、免疫・非免疫ラットの甲状腺重量、血中遊離T3等を測定したところ、両者間に有為差が無く、MHC/CII分子とTSH-R分子の共存のみでは、TRAbの産生に不十分であることが判明した。現在さらにcostimulatory moleculeであるB7.1を共発現させたFRTL-5細胞のクローニングを試みており、同様の実験を行う予定である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)