Project/Area Number |
12710244
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
中国語・中国文学
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
星野 幸代 名古屋大学, 言語文化部, 助教授 (00303587)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥270,000 (Direct Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2001: ¥70,000 (Direct Cost: ¥70,000)
Fiscal Year 2000: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
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Keywords | 近現代 / 中国文学 / 日本・中国 / 新月社 / 近現代中国文学 / 徐志摩 / 陳源 / 凌叔華 / タゴール |
Research Abstract |
1.研究の目的とその達成度 当初目的としたのは、以下三名の近現代中国知識人の滞日の事実の、史料による裏付けである。 (1)徐志摩:1924年5月31日-7月22日のタゴール訪日における秘書としての足跡。 (2)陳源:1927年12月-1928年8月に滞日、日本人知識人(谷崎潤一郎、倉石武四郎等)と交流。 (3)凌叔華:1910年-1911年京都で初等教育を受ける。1927年-1928年、夫陳源とともに滞日。 (1)については、タゴール訪日の一行五人中四人まで特定できたが、あと一名が徐志摩であるという確証は得られなかった。 (2)については、陳源・凌叔華夫妻の滞日の理由、日本における滞在地、訪問地、東京中国青年会との交流を絞り込むことが出来た。 (3) (1)〜(3)を通じて最も成果があった。本研究により発見された重要な史料は次の二点である。 1912年(大正元年)『現代支那人名鑑』十一月印刷 禁公表 外務省政務局 1913年(大正二年)8月11日『神戸新聞』神戸新聞社 これにより、中国、日本における凌福彭の経歴、凌叔華の最初の滞日の年月、滞日時の家族構成、住所、通学した学校、帰国の理由までが証明された。 2.成果発表 日本中国学会第53回大会(2001年10月7日)にて「陳源、凌叔華と日本-日中知識人交流の一環として」と題し、研究により新たに確認された伝記的事実およびその意義を発表した。発表後の質疑応答にて、関連資料を示唆され、後日閲覧した。その成果を合わせて、目下論文を執筆中である。
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